神戸市立医療センター
中央市民病院
看護部
甲斐田 博子さん
大学時代のゼミの先生が皮膚・排泄ケア認定看護師だったことから、ストーマケアに興味を持ちました。看護師として働く中で、もっと専門的な根拠を持ってケアを提供したいと思うようになり、先輩の認定看護師にも影響を受けて、資格取得を目指しました。
病院の長期留学制度(休職制度・学費の補助)を利用して進学しました。研修センターで多くのストーマ装具や創傷被覆剤、失禁ケア用品を実際に触り使用したことが、現在のケアに役立っています。また演習で提示された多くの事例は現在も参考にしています。
排泄物の漏れが生じていた患者さんに対し、ストーマ外来の限られた時間の中で原因をアセスメントして、適切な装具選択やケアを指導しセルフケアが可能になった時、また創傷についても介入した患者さんの症状が改善した時など大きな自信につながりました。
病棟所属の時は活動範囲も限られていましたが、現在は褥瘡ケアの専従としての役割も担っており、院内全体に活動の場が広がっています。責任の重さも感じていますが、それ以上にやりがいを持って取り組んでいます。
今後は院内だけでなく、地域にも活動範囲を広げていきたいと考えています。