看護師の採用試験において、面接がない病院はありません。なかには面接のみで採用を決める病院もあるほど、面接は看護学生の就活において最重要のポイントです。事前にしっかり準備をして、就活成功につなげましょう。
指定時間に遅れることは厳禁!15分前には到着できるよう、公共の交通機関の遅延も考慮したえで自宅を出発しましょう。万が一遅れる場合、病院への連絡を忘れずに。
受付前、髪型・メイク・身なりなどを今一度チェックしましょう。冬の場合、コートは病院に入る前に脱いで手に持ちます。控室では私語は厳禁です。友人がいてもおしゃべりは慎みましょう。携帯電話の電源はオフにします。
控室で名前を呼ばれたら、「ハイ」と大きな声で返事をします。緊張したら、深呼吸して気持ちを整えたうえで臨みましょう。
3回ノックし、中から「どうぞ」という声が聞こえたら、ドアを開けます。
「失礼します」と言って入室し、面接官にお尻を向けないよう、後ろ手にならないようにドアを閉めます。
「○○大学の○○△△です。よろしくお願いいたします」とあいさつし、お辞儀をします。「どうぞ」と勧められてから着席します。
荷物はいすの脇に立てておきます。両手は膝の上へ。
面接が終わったら「ありがとうございました」とお礼を言い、お辞儀をします。ドアの前で「失礼いたします」とお辞儀をしてから退室しましょう。
面接形式ごとに気をつけることをおさえよう
個人面接 学生1人に対して面接官が1人の場合、面接官が複数の場合のどちらかです。あなた1人を見ているので、相手の目を見て話しましょう。面接官が複数の場合、視線を配りながら話すことを心がけるとよいです。
集団面接 複数の学生を同時に面接します。この場合、ほかの人の意見も聞く必要がありますが、他人の意見に惑わされず自分の考えをきちんと述べることが大切です。
相手の目を見て話すのが礼儀ですが、意識しすぎると緊張します。質問する面接官のどこか一点を見るようにしましょう。
質問の意図を正確につかみ、的確に答えましょう。具体的なエピソードをまじえて話すと効果的です。
いすの背もたれは使わず背筋を伸ばします。リラックスした明るい表情で話すと印象アップにつながります。
声が小さくなりすぎないように気をつけましょう。はっきり聞き取りやすい声で、ややゆっくり話します。
質問は最後まで聞き、誠実に答えましょう。面接時間は限られているので、長話をしないようにします。
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Q.この病院を志望する理由を教えてください
A.理由はだらだらと述べず、端的に答えよう! 就業体験に参加したとき、院内教育に最も魅力を感じました。技術面を含めた基礎教育が充実しているうえに、関心のある分野を深めてレベルアップできるシステムが整っていて、こういう環境の中でなら看護師として成長できるのではないかと思い、貴院を志望いたしました。
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