JA三重厚生連（松阪中央総合病院・鈴鹿中央総合病院　ほか５事業所）

当院ではアイセンター（眼科）を有しており、手術は年間1400件前後行っています。その中で、私は病棟だけでなく外来でも勤務し、手術室とも連携をとりながら、シームレスな看護介入ができるよう努めています。医師や視能訓練士など多職種連携を密に、眼科のスペシャリストをめざし取り組んでいます。

外部研修で知り合った先輩看護師から、当院の雰囲気や看護について聞き、ぜひ働いてみたいと思い、他施設から転職しました。

他施設で新人研修を受けたので当院の新人教育プログラムは経験していませんが、当院の新人教育は全項目時間内研修で組み込まれており、e-ラーニングを併用しながら学んでいます。また、2024年度から、夜勤の不安解消への取り組みで、夜勤開始前は教育担当者がマンツーマンで一緒にケアに入り、最終確認や相談ができます。

混合病棟であり勉強する範囲は広いですが、スタッフ間で意見を出し合い、知識を共有することができています。また、病棟では男性スタッフが6名と多く（15％）、男性も働きやすい環境です。また、育児休暇もスムーズに取得することができ、私も一緒に育児に参加することができました。育児中でもキャリアアップしながら働き続けることができます。

当院の看護部では、専門職業人としての常に看護の本質を追究し、患者さん・多職種と連携し考えた看護の実践を理念としています。その中で菰野町の基幹病院として、住み慣れた地域で長く過ごせるように多職種と連携し、看護の提供・展開をします。多職種と連携することで業務外での交流を図る機会もあり、働きやすい環境を作ることができています。

私は今年度3人目の子供が生まれたことを機に育児休暇を取得しました。当院では現在までに、男性看護師の育児休暇の取得の申し出がなく、前例がなかったのですが、皆さんに支えてもらい取得することができました。手続きに関しても総務のスタッフから細かく教えていただき、必要な支援も受けることができました。男性女性問わず子育てしながら働き続けることができます。

病棟看護師が病棟のみで勤務するのではなく、外来でも勤務することで、病棟と外来間で連携がとれ、シームレスな看護介入を行うことができています。そうすることで、地域の基幹病院として、地域との繋がりを大切にした継続した看護や関わりが提供できるよう取り組んでいます。