魚沼市立小出病院

急性期の治療を終えた慢性期の患者さんが多い地域包括ケア病棟で、患者さんの退院後を見据えたサポートを行っています。患者さんが安心して自宅や施設で生活できるように、リハビリや地域連携室など多職種と連携しながら看護を提供しています。笑顔で退院される患者さんを見送るときは嬉しく感じますし、また、「ありがとう」と患者さんやご家族から言われることや、自分の行った看護が患者さんのためになったと思ったときはやりがいを感じます。

私が就職活動の時に一番大切にしたことは、自分のしたい看護ができるがどうかです。私自身、慢性期の病院が自分に合っていると考えており、実習や就業体験に参加することで、より働いている自分自身をイメージすることができました。患者さんが自宅や施設で安心・安全に過ごせるよう、退院を見据えた看護をしたいという思いがあり、また介護の仕事もしていたので、介護の経験がいかせると思い当院を志望しました。

プリセプターさんがついてくれていて、相談に乗ってくださったり、アドバイスや振り返りを行ってくださいます。どんな質問でも丁寧・親切に教えてくださるので、ちょっとしたことでも聞きやすいです。また、3ヶ月毎に振り返りや技術チェックがあるので自分の成長も実感することができます。なにより、病院全体で成長を温かく見守ってくれていて、アットホームな環境です。妻有地域の卒後1年目が集まる合同研修に参加した際には、同級生もたくさん出席していたので、近況を話したり頑張っていることを聞き自分自身のモチベーションに繋がりました。

入職すると楽しいことや嬉しいことばかりではなく、悩むことや難しい判断をすることがあります。そんなとき先輩方が話を聞いて励ましてくださったり、温かい言葉をかけて頂きました。患者さんが退院され、「ありがとう」「お世話になったね」と喜んで声を掛けてくれた時は嬉しかったです。

自分がどんな看護をしたいのか自分の中で明確化し、病院見学や就業体験にはなるべく参加して、実際に行きたい病院を五感で感じるといいと思います（私がそうでした）。看護学生の皆さん、学生生活は忙しく、勉強や実習の中での就活と日々大変だと思いますが、焦らず頑張ってください。看護師は本当にやりがいのある仕事です。この仕事を選んでよかったと思っています。これから楽しみにしていて下さい。