川口市立医療センター

私は、外科病棟に所属しているので主に周術期の看護を行っています。そのため、日常生活援助に加え患者さんが正常な回復経過を 辿り安心して元の生活に戻れるよう術前準備の説明や術後の観察、退院指導を行っています。先輩からの指導で印象的だった事は 「様々な情報を統合したアセスメントし看護に活かす」という事です。少ない情報で判断するのではなく細かな観察とそれらを統合したアセス メントで看護力を高めたいと考えました。

入職を決めた理由は、母が当院に入院したことがきっかけにあります。その時の看護師の方々が、質の高い看護や寄り添う看護をして下さ った話を聞き、自身もそのような看護師になりたいと考えました。実際に病院見学で先輩方が笑顔で接して下さる様子や向上心を持ち続 けている姿がとても印象に残りました。

新人研修プログラムは、災害看護や糖尿病看護、多職種連携等とても充実しています。そしてそれぞれのプログラムでは、その領域に特化 した先輩方が実践での学びを含め講義してくださいます。血糖測定という手技でも様々な要因で正確に測定できない事があるなど細かな 知識を学べたことがどのプログラムにおいても印象的でした。

私が所属している病棟は入退院や手術が多く忙しい病棟だと感じます。しかし、先輩方はそうした状況でも患者さんに丁寧に接し、職員 同士のコミュニュケーションも大切にして業務を行っていると感じます。そのため病棟の雰囲気は明るく、困った事も相談しやすい雰囲気の病 棟です。

学生の皆さんは、今どの病院に就職したいかたくさん悩んでいる方が多くいらっしゃると思います。まずは気になる病院へ見学に行き自分がなりたい看護 師像や看護があてはまる場所を候補にあげてみてください。もしそれでも見つからなかったらぜひ見学にいらして下さい。当院は、ひとを思いやり安全で良質 な看護を提供する事を看護部理念としています。先輩方を見ているとそのような看護を提供するための学びを多く得られます。