独立行政法人国立病院機構　埼玉病院

私が勤務する病棟は、人工呼吸器装着中の患者さんが多く入院しています。少しでも患者さんの不安を和らげ、心身とも苦痛なく治療期を過ごしてもらえるよう、スタッフ皆で協力してケアを行っています。不安の強い患者さんのベッドサイドにいる時間を増やしたり、手浴・足浴などのケアを続けたことで、発語ができないその患者さんからipadで「安心したよ」と気持ちを伝えてくれるようになりました。それが心に残っています。

病院見学に来た際に、病棟看護師の雰囲気が良かったことと、宿舎も病院から徒歩5分以内の場所にあり、通勤のしやすさにも魅力を感じました。また、同じ学校で埼玉病院に入職した先輩の話から「雰囲気が良い」、「教育体制が整っている」と聞き、入職を決めました。

採血や点滴留置の技術では、モデル人形の腕を使用して先輩の指導を受けながら繰り返し練習ができたので、患者さんに実施する時は、緊張しすぎずにできました。 また、日々の疲れを少しでも軽減できるように身体を動かすリフレッシュ研修もありました。その時は、ヨガを行い、リフレッシュの良い機会になりました。

私の部署は、急性期から終末期までの幅広い患者さんが入院しています。患者さんの退院や社会復帰に向けて、医師やソーシャルワーカー、リハビリ科など他職種と連携することが重要で、そのような機会の多い部署です。病棟内は、先輩・後輩、関係なく何でも相談し合えるような温かい雰囲気だと思っています。何か相談事があれば、チーム内で共有できる体制がとられていて、忙しい時こそ互いに声を掛け合い、協力しあえていると感じています。

働く中で、忙しい日や辛い日もありますが、そればかりではなく、患者さんやスタッフから励まされることもたくさんあり、頑張ろうと思えています。学生時代に学んだことは、実際に働き始めてから生かされていると思っています。そして、学生のうちからリフレッシュ方法を見つけておくことも仕事とプライベートのバランスを取り、楽しく働き続けていくのに大切だと思います。