看護師新卒のためのがん看護・精神科・リハビリテーション・療養型施設など、専門領域に強い病院特集

「自分に合いそう」「やってみたい」という専門領域を見つけて、その中から就職先探しをするのも一つの方法です。
まずは、どのような施設でどのような看護ができるのか、実際の様子から検討してみませんか?
各施設の特徴、現場の雰囲気、看護の様子など、職場選びの参考にしてみてください。
それぞれの専門領域で活躍している、先輩看護師からのメッセージもお届けします。

精神科

うつ、統合失調症、双極性障害、そのほかの心の問題をもつ患者さんに対し、食事、リクリエーション、入浴といった一日の活動のなかで、看護師が患者さんの精神状態を観察しながら看護にあたります。看護師との対話やかかわりの一つ一つが、患者さんに治療的な効果をもたらしたり、医師による治療の重要な情報源として活用されます。

駒木野病院

東京都

駒木野病院

精神科というと、まだ偏見なども残るところがありますが、当院では地域に根ざしながら明るい環境作りに力を入れています。実習に来られた学生さんも、各部署の独自性を尊重した、風通しのよい職場環境、患者さまとの距離の近さに皆驚かれます。患者さまの回復に努め、早い社会復帰を担う、若いみなさんの力に期待しています。

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医療型障害児入所施設・療養介護施設

重い知的障害と肢体不自由を合わせもつ重症心身障害児(者)が入所し、医療処置を受ける病棟が併設されています。人工呼吸器を装着していたり、気管切開、経管栄養などによって日常的に医療的ケアが必要であったり、移動や食事などに介助が必要な児(者)の生活全般に看ていきます。例えば、夏祭りなどの季節ごとのイベントやお誕生会、遠足など、医療の提供だけでなく、一人一人の成長に合わせた療育面についても、保育士や理学療法士、作業療法士などとともに支援をします。

東京都福祉局(府中療育センター/北療育医療センター)

東京都

東京都福祉局(府中療育センター/北療育医療センター)

医療だけでなく、利用者さん一人ひとりの生活を豊かにすることを目指して看護を提供することが療育センターの特徴です。じっくり関わることで、利用者さんに必要な看護が見えてきます。また、お楽しみ会やバスハイクなど、療育活動の中で一緒に楽しい時間を過ごすと、利用者さんの違う一面に気づくこともあります。つらい時に支えるばかりの看護ではありません。
東京都直営の療育センターでは、看護学生時代に重症心身障害児者の方々と関わることができなかった場合でも、入職されたみなさんが戸惑うことがないように院内研修や現場指導(OJT)でフォローアップしています。医療と福祉、2つの側面の知識を習得できるのも魅力です。

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