[ 埼玉県 ]
埼玉医科大学グループ 埼玉医科大学総合医療センター
住所:〒350-8550 埼玉県川越市鴨田1981
TEL:049-276-1115
3年目看護師A(左)
救命ICU
2023年入職
埼玉県出身 埼玉医科大学短期大学卒業
先輩(中央)
救命ICU/救命初療室
2017年入職
青森県出身 弘前医療福祉大学卒業
3年目看護師B(右)
MFICU
2023年入職
埼玉県出身 埼玉医科大学保健医療学部卒業
高度急性期領域の救急医療を担い、
多職種とともに一丸となって
1人でも多くの患者さんの命を救う
不安でいっぱいの新人時代も
先輩方の的確な指示で動けた
先輩 当院は高度救命救急センター、総合周産期母子医療センター、小児救命救急センターが整備された三次救急医療機関です。私が入職したきっかけの1つは、ドクターヘリに魅力を感じたことです。2年目に希望していた現部署へ異動し、今9年目です。現在は教育担当、業務リーダー、フライトナースとして活動しています。同じ部署のAさんは新人時代から見ていますが、着実に力をつけ、成長しましたね。
A そう言っていただけてうれしいです。高度急性期の看護に携わりたいと配属を希望しました。しかし、入職してみると、知識や技術のない自分が責任の重い役割を担えるのだろうかと不安になりました。
先輩 私の新人時代もそうでしたよ。でも、スタッフは明るくてやさしい方ばかりで、サポートしてもらいながらやりがいを見出し、こうして今まで働いています。Bさんは助産師資格を持っているのですね。
B はい。MFICUで分娩介助や産後のケア、帝王切開時の器械出し、外回り業務などを行っています。現場は想像以上に大変で、入職当初は何をしたら良いのかわからず、頭が真っ白になることもありました。しかし、先輩方が的確な指示を出してくれたので、動くことができたことを今になって思い出します。先日、救急搬送された妊産褥婦さんの対応を、Aさんと一緒にしましたね。同期とは思えないほどスムーズに動いていて、とても助けられました。
A Bさんこそ的確な対応で、私ももっと頑張らなければと刺激を受けました。
重症患者さんの状態改善、
何気ない会話や笑顔が頑張る力に
先輩 当院はドクターヘリを活用したプレホスピタル事業で、重篤な患者さんを迅速に搬送し、救命治療に尽力しています。災害や事故現場では、ドクター、警察、消防といった多職種と協働し、情報を共有しながらインホスピタルへつなぎ、各部署と連携して救命治療にあたります。
B 多職種連携の重要性は日々感じています。部署の先輩方による産科疾患の講義で、経験に基づいた対応を定期的に学び、実践に生かすことで、今度は私が後輩に伝えることができるようになりました。
A 新人指導では「なぜそうしたのか」を聞きつつ、自分の体験なども伝えて、一緒に振り返ることを意識しています。
先輩 重篤な患者さんと日々向き合う中で、精神的な落ち込みや、フライトナースの場合は惨事ストレスも考えられます。そのため新人看護師とは定期的に面談を行い、一人ひとりの心に寄り添っています。
B 以前、胎胞膨隆の患者さんを担当した際、少しでも気持ちが明るくなるように、患者さんの好きな映画やドラマの話をしました。お子さんは結局亡くなりましたが、退院時に「入院生活は楽しかった」と笑顔で声をかけてくださいました。この経験が助産師としての自信につながりました。
A 特殊な環境だからこそ、患者さんとの会話や、改善に向かう姿が大きなやりがいになります。
先輩 急性期領域の専門性を学びたい方は、ぜひ一緒に働き、1人でも多くの命を救うために力を合わせましょう。