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東京都東京大学医学部附属病院

〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1

03-5800-6520

【掲載中】特集ページ「看護部長インタビュー」
プリセプター(先輩A)(左)
入院棟B8階(血液・腫瘍内科)
2020年入職
神奈川県出身
新人(プリセプティ)(中央)
入院棟B8階(血液・腫瘍内科)
2023年入職
茨城県出身
エルダー(右)
入院棟B8階(血液・腫瘍内科)
2017年入職
青森県出身

良い看護を提供する
仲間の輪を広げたい!
メンタルケアと
ポジティブフィードバックで
新人を見守り、ともに成長していく

新人教育で徹底する
エビデンスに基づく看護

エルダー 当院では、年度の前半は各病棟でエルダーが基本的技術や知識を中心に指導し、後半はプリセプターが精神面のケアも含めてかかわりながら成長を促す新人看護師教育制度を実践しています。手厚いサポートを受けながら、研修と看護実践を1年間しっかり積み重ねることで、1年目の修了時には基本的な知識や技術、態度を身につけることができるようになっています。私がプリセプターを務めたときの新人看護師が、Aさんでした。そのAさんが、初めてプリセプターとして新人教育を担当しています。そして私はエルダーとして2人を支援しています。

プリセプター 新人時代によく言われたのは「それはどうして?」という根拠をたずねる問いかけでした。

エルダー 当院はエビデンスに基づく看護実践を行っているからです。

プリセプター はい。新人のころに「エビデンスに基づいて実践する」という姿勢が身につきました。プリセプターになることが決まって、間違ったことを教えないように、エビデンスを確認しながら復習しました。

新人 化学療法中の患者さんの看護で口腔ケアを教えてもらいました。白血球が下がり、自浄作用が低下した患者さんは、口腔内が乾燥し、傷つき感染しやすくなっています。それを知ったことで、口腔ケアの大切さがよくわかり、患者さんへのケアがより丁寧になりました。

新人の強みを生かす
ポジティブフィードバック

新人 当院に就職したいと思った理由は、教育以外にもう1つあります。実習でいろいろな病棟にいったのですが、どの職場も温かい雰囲気でした。私は人見知りなのですが、ここならどこに配属されても大丈夫だと思いました。実際、今の職場もプリセプターや先輩たちが仕事以外でも声をかけてくれるので、安心して働いています。

プリセプター 知識や技術をリードするのはエルダーで、プリセプターとしては精神面のケアを心がけています。また、うまくできなくても落ち込まないように、初めての業務を実践する際は根拠を示しながら、間違いやすい状況を説明して注意を促します。そして、ちゃんとできていることを評価し、伝えることを大切にしています。

エルダー ポジティブフィードバックも、当院の新人看護師育成の基本ですね。一人ひとりの新人看護師が持っている強みを生かし、その人の成長段階に合わせて指導内容を調整し、自信を持って看護実践できるようにサポートしています。

新人 1日の業務で不安なことがなかったか、プリセプターと一緒に振り返る時間を持てるので、1人でくよくよ悩むことがありません。これも前向きな気持ちになれる理由です。ありがとうございます。

エルダー 初めは業務で精一杯だった新人が、少しずつその人らしい看護実践ができるようになります。そうした成長に、私たち先輩看護師もやりがいを感じます。新人教育は、患者さんにより良い看護を提供する看護実践の1つだと思っています。

初めての業務は必ず事前にプリセプターが実践力を確認してから臨む。その後評価を受け、単独で実践できるように着実に成長を見守る。
単独業務で真剣な表情の新人看護師。その背後には病棟全体の温かいフォローの視線が注がれている。
プリセプターとエルダーから指導を受けている新人。先輩たちは常にエビデンスを提示しながら、なぜそうなるのか、どうしてその看護実践が求められるのか、どうしたらうまくできるようになるのか、丁寧に伝える。これが東大スタイルだ。

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