入職を決めた大きなポイントは
手厚い研修とあたたかい看護の提供
コロナ禍で実習経験が少なかったため、ゆっくりしたペースで学べることと、患者さんとじっくり向き合えることを軸に就職先を探しました。当院は手厚い研修とあたたかい看護を実践しており、ここなら成長できると思い、入職を決めました。
新人研修は、看護の基礎から始まり、倫理的な課題・看護観について考える研修もあります。技術面だけでなく、内面も成長できたと感じました。
当病棟の心療内科は摂食障害の患者さんが多く、こころとからだ両面への看護が必要です。患者さんの思いを傾聴し、得た情報を医師と共有しながら前向きに治療に取り組めるよう支援しています。また、多職種と連携して開催している摂食障害教室「ひまわり」では、リーダーとして活動しています。患者さん自らが改善策を考える機会となるよう、力を注いでいます。
1年目のとき、夜勤看護師の負担を考え、患者さんの不穏予防に頓服薬の服用を提案したことがありました。そのとき先輩に「主語を患者さんにしているか」と指摘され、看護師主体で考えていたことに気づかされました。それ以来、「患者さんを主語に」を常に心がけて看護を提供しています。
患者さんやご家族から感謝してもらえるととてもうれしく、やりがいを感じます。落ち込むこともありますが、先輩、同期、後輩、みんなが頑張っている姿に元気をもらえます。患者さんが前向きになれるきっかけを与える看護ができるよう、これからも努力していきます。