かわさき記念病院

日常の看護業務や看護ケアを行っています。認知症の患者さんの看護から、じっくり患者さんの話を聞くことの大切さを学びました。夜間、何度も起きてしまう患者さんがおり、じっくり話を聞いたところ、尿意があるということでした。バルーンの管が屈曲していたのを伸ばして誘導したところ、楽になったとぐっすり眠るようになりました。しっかりと意思を伝えることができない認知症患者さんですが、「以前にもあなたに助けてもらったことがある。」と泣いて喜んでくださり、とても印象深い経験になりました。

急性期で3年間働きましたが、その中で認知症患者に関わることが何度もありました。急性期では生命が最優先となり、認知症患者を拘束することもあります。患者本人が納得できる対応をすることで、拘束しなくても安全に過ごすことができますが、急性期ではそのような対応をすることができませんでした。認知症患者の方ともっと向き合った看護がしたいと思い、認知症専門病院である当院に入職を決めました。

中途採用ですが、プリセプターのような先輩が1名つき、親身にフォローしていただいています。誰でも聞いたらすぐに教えてもらえるので、聞きやすい環境です。

他の病棟に比べて、身体的なケアが必要な患者が多い病棟です。コミュニケーションが良くとれており、人間関係も良好だと思います。

時間があるかぎり自分の目で病院の雰囲気をみて、頑張ってみたいと思える病院をみつけてください。

精神科の病院に入職してよかったことは、話を聞く習慣、相手の言いたいことを読み取る力が付くと感じることです。すぐに薬で処置をするのではなく、じっくり患者さんの話を聞かないとわからないことがあります。患者さんにしっかりと向き合うことが出来ています。