関西医科大学附属病院

手術室に所属しています。器械出しでは、診療材料の準備と、手術中は医師に必要な器械を渡しています。外回りでは、全身状態を把握した上でアセスメントや看護を行い、合併症予防に努めています。いずれも、看護師間だけでなく、医師との情報共有・コミュニケーションも大切にし、患者さんにとって安心・安全な医療を実現できるよう心がけています。 また、術前・術後には患者さんの元へ足を運び、手術に対する不安の軽減を図っています。術中看護に必要な情報収集や術後経過の把握を行うことで、個別性の高い周術期看護の実践に努めています。

本院では、たくさんの診療科の手術が行われているため、全身の解剖や疾患について学ぶことができるとともに、新生児から高齢者の方まで様々な年齢層への看護や治療に携わることができると感じたからです。 また、特定機能病院として高度な医療を行っており、様々な症例や最先端の医療について学ぶことができる点にも魅力を感じました。

ローテーション研修とリフレッシュ研修が特に印象に残っています。 ローテーション研修では、一般病棟と重症部門病棟で、それぞれ１日ずつ実際に看護を経験します。普段、手術室での限られた時間しか患者さんの姿を見ることができないため、術前の患者さんへの看護ケアの実践や術後の全身管理など、貴重な経験をし、さらに、学びを得ることができました。 また、リフレッシュ研修では、他部署の同期と悩みを共有したり、異なる視点を学ぶことができたりと充実した時間を過ごすことができました。

本院にはシスター制度があり、メンタル面でのサポートをしていただいたり、業務でわからないことを教えていただいたりと、いつも親身になって相談に乗ってくださる存在がいるのでとても心強いです。 また、手術室は看護師数がとても多い部署ですが、情報共有やチーム活動も積極的に行っており、診療科・麻酔科の医師や臨床工学技士とも協働しながら、より良いチーム医療の実現を目指しています。さらに、認定看護師や特定看護師として活躍されていらっしゃる方も多く、目標とする先輩に恵まれていることもモチベーションにつながっています。

様々な専門領域があったり、病院による特徴が異なったりと、選択肢が多く迷うこともあると思います。日々の学習や実習で得た知識・経験と、なりたい看護師像をもとに、自分に合った選択肢を見つけてもらえたらと思います。 国家試験の勉強や卒業論文など大変なことも多いと思いますが、心身の健康を第一に、時には息抜きをしつつ頑張ってください。