国立病院機構 福岡東医療センター

救急搬送された脳梗塞の患者さんを受け持った時のことです。突然の発症で疾患の受け入れができない患者さんとの関わりに戸惑うことがありました。その時に先輩から「患者さんの全体像を把握して関わることが大切だよ」と助言をもらい、患者さんの病態しか見えていなかったことに気づき、患者さんの社会背景や精神的な部分も含めた全体像を捉えた関わりの大切さを学びました。

入職する時期に救命救急センターが立ち上がることを知り、さまざまな経験をしたい、迅速に対応できる看護師になりたいと思い入職を決めました。

看護師1年目から技術練習があり、1年目同士で採血の練習を行ったことが印象的です。経年別の研修の最後には先輩看護師から「1年間お疲れ様でした。」と励ましのメッセージを頂き、自分の頑張りを認めてくれる環境だなと感じました。

私は2人の子どもの子育てしながら、働いています。産休、育休などの制度を使い、妊娠・出産・育休を経て、職場復帰しました。私は申請していませんが、育児時間や夜勤免除など子育てのための制度もあります。自分のキャリアを継続しながら働ける環境が魅力だと感じています。

さまざまな病院がありどこに就職しようか迷うと思いますが、実際に働いている看護師の表情を見たり、思いを聞いてみたりしてみて下さい。皆さんの「やりたい看護」ができることを願っています。

私は特定看護師として、フィジカルアセスメントや臨床推論を用いて、看護スタッフのロールモデルとなりたいと思っています。看護スタッフと患者さんや家族の看護について語り合えるようになることが目標です。キャリアを積んでいきながら、特定看護師としてできる看護を発信していきたいと思っています。