仙台厚生病院

私は2007年に看護短大を卒業し、新卒で集中治療室に配置されました。2020年に集中ケア認定看護師の資格を取得、その後特定行為研修（8区分）も修了しました。昨今、多職種連携による包括的ケアが推奨されており、集中治療室でもPTや栄養士が患者ケアに介入しています。人工呼吸器管理中の患者さんに対し、多職種で連携し歩行リハビリを実施することができました。非常に重篤な状態の患者さんに対し、多職種連携したことが回復に繋がり、一般病棟転棟後に杖歩行で集中治療室にあいさつにきてくれたことがありました。重篤な状態でも適切な介入ができれば社会復帰も可能になる、「これぞ集中治療！」と思えた関わりでした。

看護学生の頃から、循環器に興味がありました。地元は宮城県ですが、県外の看護学校だったので仙台で循環器が有名な病院を調べたところ、仙台厚生病院のホームページがヒットしたのでここに決めました。父が医療メーカー勤務（ペースメーカー販売）だったことも影響しています。循環器・呼吸器・消化器の三科に診療科を集約し、先進医療を提供する厚生病院での勤務は私にとってとても魅力的でした。

新人研修プログラム・・・。相当昔のことなのですが（笑）。 一番印象に残っているのは、「ナースコールの向こう側」という研修です。新人看護師となって最初に行う研修だったと思うのですが、患者さんに対する接遇や事例を通して患者さんの気持ちを考え、自らの行動やナースコールの対応について学習した研修だったと思います。看護学生だったころも接遇には気をつけていましたが、この研修を通して社会人であるということを自覚し、患者さんの気持ちに寄り添った看護実践が求められ、患者さんからは一人の看護師としてみられている事を強く意識したように記憶しています。

集中治療センターは、心臓血管外科・呼吸外科・消化器外科の大きい手術の後や、救急車で搬送された患者さんが入院するところです。病床数は26床あり、スタッフは70名以上在籍しています。医師や多職種とのカンファレンスを重ね、最良の医療と看護が提供できるよう努めています。患者さんの容態が改善し、笑顔で一般病棟に転棟する姿を見たときに、大きなやりがいを感じます。また、最先端の高度医療に携わることができ、症例数が多いためスキルを磨くことができるのが当院の魅力の一つだと思います。

当院では新入職者に、プリセプターとアソシエイトの先輩が付き、技術面と精神面をサポートしています。個々の理解力や能力に合わせて無理のないペースで指導しています。 東北でもトップクラスの治療成績を誇る、当院の急性期看護に携わりたいと考えている方は、病院見学や就業体験に参加してみませんか。お待ちしています。

環境が変わり、慣れない生活や人間関係の中で疲れてしまうこともあり、徐々に受け持ち患者数や重症度も上がり大変だと思うこともありました。そのような時は、同期の看護師と仕事終わりにご飯を食べに行ったりして、リフレッシュできるようにしたり、身近な先輩に話を聞いてもらったりしていました。はじめのうちは覚えなければいけないことや勉強しなくてはいけないことも多いですが、休日はメリハリをつけてしっかり休むときは休むようにしていました。また、同期同士で集まって「ここ先輩からアドバイスもらったよ」などと情報共有して、前向きに勉強できるようにしていました。

最先端の治療が数多く行われ（治療症例数が多い）、基礎的な知識や技術を身につける機会が多いだけでなく専門的な看護を経験・学ぶことができます。 急性期の病院で、挨拶と笑顔を職員みんな心がけているので、とても活気のある病院です 2024年5月に新病院が開院され、患者さんにとっては快適な療養環境となり、職員にとっても働きやすい職場になりました。

職員宿舎は入職から2年間入居できます。家賃は月額15,000円で、間取りは1LDKになります。病院から約1.5ｋｍの場所にあり、徒歩、バス、自転車等での通勤が可能です。 1人暮らしに十分な広さでとても快適な居住空間です。何より家賃が安いのがとても魅力です。

当院では職員が健康でなければ、患者さんに良い医療が提供できないという「職員優先主義」の考えのもと、働きやすい環境づくりに取り組んでいます。 充実した職員健診、ワクチンも無料で接種ができ、健康管理もばっちりです。 リハビリ室のトレーニングマシンを時間外に職員が利用できます。スカッシュコートやボルダリングがあり、体を動かすことでリフレッシュできます。

採用試験の際、第1～4希望までお聞きし、希望した部署に配属するようにしています。 部署異動はあります。