手厚い教育支援体制を活用して
助産師の資格取得でキャリアアップ

　入職以来、産婦人科病棟で看護師として勤務していましたが、現在は助産師として働いています。学生時代の実習では、産科での新生児ケアや家族ケアに関心はあったものの、当時は資格取得までは考えていませんでした。しかし、入職後に新生児室での勤務が増えるにつれ、専門性を高めたいという思いが強まり、助産師を目指すようになりました。
　当院は教育体制が手厚く、看護師のキャリアアップを積極的に支援しています。その制度を活用して、2023年に在職扱いのまま、湘南医療大学助産学専攻科に進学しました。働きながら学ぶのは大変ですが、このような手厚い支援体制は非常に心強いです。また臨床を離れている間も、職場からの温かい励ましがありました。
　2024年に助産師として復職しました。当院では正常分娩はもちろん、合併症妊娠やハイリスク妊娠、母体搬送などの産科的救急にも対応しています。助産師として多様な症例にかかわる中で、看護師の仲間から助産師ならではの専門的な助言や知識を求められることも少なくありません。支援を受けながら学んできた知識を、このような形で現場に還元できることは大きな喜びであり、やりがいにもつながっています。
　次の目標は、助産にかかわる高度な知識と技術を持つアドバンス助産師の認証を得ることです。助産師としての経験を積み重ね、より家族にやさしいケアができるよう、新生児室の面会・ケア参加などを拡充していきたいと考えています。