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東京都東京科学大学病院(旧東京医科歯科大学病院)

〒113-8510 東京都文京区湯島1-5-45

03-5803-5407

新人B(左)
ICU
2024年入職
埼玉県出身 東京女子医科大学卒業
新人A(中央)
ICU
2024年入職
東京都出身 帝京科学大学卒業
先輩(右)
ICU・HCU
2020年入職
山形県出身 鶴岡市立荘内看護専門学校卒業

超急性期における患者さんの
つらさを理解し
その心に寄り添いながら、
確かな技術で患者さん主体の
看護を実践する

ペア制で生まれる安心感と
充実した職場内トレーニング

先輩 私は周術期看護に興味があったのと、超急性期で重症看護を学びたいと思い既卒で入職しました。2人がこの病院に入職した理由は何だったのですか?

新人A 多様な疾患や患者さんに対応できる知識と技術を習得したいと考えたことです。また、大学の先輩に当院は教育体制が手厚く、成長できる環境が整っていると聞いて入職を決めました。

新人B 私も幅広く知識を学び、深めたいと考えたのが理由です。入職の決め手は、就業体験のときに感じた先輩たちとのコミュニケーションのとりやすさと雰囲気の良さです。それは入職した今も感じています。

先輩 当院ではペア制による看護を行っています。お互いが補完し合うこの看護方式は、ペアの先輩と看護実践をすることで大きな学びがあると同時に、安心感もあるのではないでしょうか。

新人A そうですね。ペア制だと勤務当日に声をかける先輩が明確で、質問もしやすく安心感があります。また、ペアの先輩だけでなく、プリセプターの先輩も手厚くサポートしてくださるので、一緒に学習計画を立てて不安なく学べています。

新人B 入職後1週間で現場に出たので正直不安でしたが、ペアの先輩にサポートしていただき、とても心強かったです。学習の面でも、ICUには疾患ごとに病態や観察項目をまとめた疾患ファイルなどがあり、効率的に学べるようになっています。現場で学ぶことで知識が実践と結びつき、より理解しやすく、理解度も深まります。

短期間のかかわりでも
患者さんとご家族の支援に尽力する

先輩 在室が短期間でも患者さんにとってはつらい時間なので、たとえ一晩でもそのつらさに寄り添い、苦痛を軽減できるかかわりを心がけています。患者さんとのかかわりで困難を感じることはありますか。

新人A 会話でのコミュニケーションに苦労しています。ICU看護師としての知識がまだ十分ではない私にできるのは、患者さんの思いを理解することだと先輩に助言をいただきました。日々先輩方のかかわり方を見て学んでいます。

新人B 患者さんとそのご家族とのかかわり方が難しいです。私は難病で姉を亡くしたのですが、両親にとって看護師は大きな心の支えでした。私が看護師を目指した理由もそこにあるので、ご家族も含めた支援をしていきたいと考えています。

先輩 私は当院のチーム医療の実践に刺激を受け、その中で看護師の役割の重要性も認識したので、チームで患者さんの思いを共有できるようにサポートしたいと思っています。2人の今後の目標は何ですか。

新人A 私が看護をしているのは患者さんのためです。今後も研鑽を積んで 、患者さんのニーズを理解し、ニーズに合った看護を提供したいと思っています。

新人B 疾患だけではなく、患者さんの背景まで考えたアセスメントができるようになりたいですね。患者さんがどう考えているのか、なぜそれが患者さんに必要なのかを考え、看護を提供したいと思います。

先輩 患者さん主体の看護実践に向けて、一緒に頑張りましょう!

先輩の指導を受けながら輸液ポンプを確認する新人Aさん。
カルテを見ながら患者さんの情報を共有し、アセスメントを行う。
同期は元気をもらえる存在。休憩時の同期との語らいは、心身をリフレッシュさせてくれる。

患者さんの尊厳を大切にできる
看護師を育成します

 新人看護師がどんな思いで当院のICUを希望し、どんな看護師を想像して入職したのかヒアリングしています。自身の思う看護師になるために必要なことや不安に感じることなどを1on1でじっくり話をし、新人の些細な変化や成長にも気づけるように努めています。
 当院は2名の看護師で患者さんを看るペア制です。お互いが支え合って患者さんを看ることができ、他者の観察の視点や看護の実践を現場で学べます。看護師として多くの経験を積み、患者さんの思いを丁寧にくみ取り、人としての尊厳を大事にできる看護師になってほしいと思っています。

ICU・HCU 看護師長