術前から退院支援まで、
幅広い看護の実践で磨くアセスメント力
当院は学生時代の実習先でした。緊張している私たち学生に看護師さんから声をかけてくれ、その心遣いをとてもうれしく思いました。スタッフ間の関係性も良好に感じられ、この職場環境であれば働きやすいのではと思い入職を決めました。
私が入職時配属された部署はコロナ病棟でした。感染症対策への不安はありましたが、感染症患者対応研修や先輩たちの指導で不安は軽減されました。現在は、外科病棟で術前術後や終末期、急性期から退院支援まで幅広いケアを行っています。がん患者さんが多く、症状・疼痛コントロールなど高いアセスメント力が求められるため、勉強会に参加したり、同期と勉強したりして研鑽を重ねています。また、病棟の先輩や緩和ケアチームにも助言をもらいながら、患者さんと真摯に向き合っています。
当病院では看護師の導線や配置のムダを最小限にすることで患者さんをケアする時間を確保できる「セル看護」を導入しています。これにより患者さんに多くのメリットがあるだけでなく、医療の質向上や看護師の働き方にも大きく貢献できると考えます。必要な物品はカートに載せ、看護記録もベッドサイドで行うため、患者さんと過ごす時間が増え、患者さんへの理解も深まります。継続的な看護ができることで、看護師自身も仕事のやりがいと満足感を感じられるようになっています。
患者さんの身体だけではなく、心も支援できるジェネラリストを目指し、今後さらに知識と技術を磨いていこうと思います。