患者さんのニーズを把握し、
応えられる看護を目指す
就職先には自分のなりたい看護師像に合った理念の病院をと考え、当院を選びました。忙しさの中でも常に患者さんと向き合い、個別性を大事にしながら看護師同士も活発なコミュニケーションを図る、明るい雰囲気にとても惹かれました。
新人コース修了時に、1~2年目の実践から、自分の課題を振り返る機会がありました。そこで、先輩と振り返る中で、私には「かかわりにくいと感じた患者さんに一歩踏み込めない傾向がある」とわかり、今は患者さんの話に耳を傾け、きちんと向き合うように常に意識しています。
あるとき終末期の患者さんから「私をわかろうとしていない」と言われ、思いが伝わらないもどかしさや無力感を抱いたことがありました。患者さんのニーズを把握する難しさを痛感し、グループリーダーや師長に何度も相談に乗ってもらいながら選択肢を提案すると、退院時には患者さんから「ありがとう」という言葉をもらえました。この経験が患者さんの立場に立った看護がどうしたら実践できるのか考えるきっかけになり、成長につながったと思います。
最近ではリーダーを担う機会が増えました。不安なことも多々ありますが、どんなときでも先輩がフォローしてくれます。周囲の方々に支えられて今の自分があるのだと実感しています。4年目となる今年度はプライマリ・ナーシング入門コースに挑戦中です。学びを重ねてリーダーシップを身につけ、今度は私が周囲を助けられるような存在になりたいと思います。

