「自分の敬語、マナーは問題ないか確かめたい」「敬語やマナーを最低限おさえておきたい」と不安に思う人は多いのではないでしょうか。
ちょっとでも不安であれば、このクイズで自分の敬語・マナーが大丈夫かチェックしてみましょう。
フルネームがわかっている場合は間違えないように注意して書きましょう。苗字+様でもOKです。
②の「御中」は担当者名が分からないとき、組織や病院に対して使います。担当者名が分からない場合は②も正解ですが、ここでは誰に送るか明確なので①が最適です。
③は「御中」と「様」を一緒に使っているので不適切。この二つを一緒に使うと「二重敬語」という間違いになるので注意してください。
①の「ごめんなさい」は、「ごめん(御免=許しを乞う)」+「なさい(丁寧語)」=許してください、という意味であり自分本位な表現なので不適切です。
②の「すみません」も間違いではありませんが、より丁寧な③をさらっと使えると印象がアップします。
①の「貴院」はメールや手紙などを書く場合に使う敬称です。
電話や面接、直接お話をする場合には、「御院」という敬称を使うのが一般的です。
書き言葉には「貴」、話し言葉には「御」と覚えておきましょう。
間違いではありませんが、目下の人から「了解いたしました」と言われるのをマナー違反ととらえる人もいるので、避けたほうが無難です。
②の「承知いたしました」は理解しました、わかりました、という意味を表す謙譲語。
③の「かしこまりました」は、②よりもさらに丁寧な表現です。
・人事課 ●●様(人事課の●●さん宛ての場合)
・人事課御中(人事課宛てで、具体的な個人名がわからない場合)
「人事課御中 ●●様」という表現は不適切なので注意!「御中」と「様」は敬意を表す言葉ですが、併用すると「二重敬語」という不適切な表現になってしまいます。
個人名がわかっている場合は「○○病院 人事課 ●●様」とし、個人名が分からない場合のみ「○○病院 人事課御中」とします。
個人名が分からない場合でも「○○病院 人事課 ご担当者様」と書けば、「様」を使っても問題ありません。この場合、「御中」は使わないように注意しましょう。
①「微妙」という言葉を「無理」という意味で使うのはごく親しい間柄だけ。目上の相手に使うのは失礼です。
③自分に対して「ご都合」という敬語を使っているため不適切。「その日は都合が悪いです」と答えればOKです。相手の予定を伺う場合には、「ご都合はいかがでしょうか?」といった聞き方をします。
①の「ご苦労様」は間違いではありませんが、目下の人から「ご苦労様」と言われることに違和感を覚える人もいるので避けたほうが無難です。
②の「お世話様」は、目下の人から目上の人に使うのは不適切。また、仕事の場で使うのにふさわしい表現とは言えません。
③の「お疲れ様」は目上の人にも、目下の人にも使える表現なので、これを覚えておけばOK! 感謝の気持ちをこめて「ありがとうございました」という言葉をそえると、さらに印象が良くなります。
②は敬語ではないので、目上の相手と話をする場合には不適切。
①の「申し上げる」は自分がへりくだるときに使う謙譲語なので、相手に対して使うのは不適切です。
主語が自分の場合は謙譲語の「申し上げる」が正解で、尊敬語の「おっしゃる」は不適切となります。
・看護部長がおっしゃっていた(相手が何か言う場合、尊敬語の「おっしゃる」を使う)
・私が申し上げた(自分が何か言う場合、謙譲語の「申し上げる」を使う)
他にも色々な言い回しがありますが、この基本パターンを覚えておけばOK!
「看護部長が合同就職説明会でおっしゃっていた、看護部の理念に共感しました」など言えると印象◎です。
いかがでしたか?間違えてしまった項目が多かった人は、基本マナーをおさらいしておきましょう。