伊奈病院

私の所属する病棟は今年8月から「地域包括ケア病棟」として新たに設立されました。在宅に退院される方が多い病棟なので、希望する退院先に帰ることが出来るよう多職種で連携して関わっています。病棟では、患者さまのＡＤＬの維持・向上のため、毎日デイルームでレクリエーションや体操を行っています。続けて行うことで、患者さまの活動する姿や意欲の変化に気付くことができ、業務の一環ではありますが、楽しく有意義な時間だと感じています。

急性期と慢性期の病棟のどちらにも興味があったのですが、就業体験に参加し、病棟の雰囲気の良さを感じたことが一番の理由です。また、急性期では内科・外科・整形外科、慢性期では療養病棟もあります。移転後に地域包括ケア病棟も加わったので、病状の重い患者さま～回復期・退院支援まで幅広く学ぶことができると感じました。

採血や血管確保の練習（デモ機以外に、同期の仲間や先輩看護師の腕に穿刺し、とても緊張しました）がとても印象に残っています。また、病棟に配属された後も新人看護師が定期的に交流できる場として「リフレッシュDay」が設けられていました。病棟での業務の進捗や悩みを打ち明けることができたので、良い気分転換になりました。

在宅への退院を目指し、リハビリのスタッフや退院支援のスタッフとの関わりが多いことが特徴の一つだと思います。また、退院に向けてご家族への指導が必要な場合は、ご家族との信頼関係の構築も大切です。病棟は明るい雰囲気で、職員同士が協力し合いながら仕事をしています。また、病院が新築移転したばかりなので、新しくてきれいな環境です。

私は新卒で就職しました。沢山のことを経験し、今後もここで学びを深めていきたいと思っています。別の病棟に所属する同期もほとんど欠けることなく楽しく働いています。入職してみないと分からないことも多いと思いますが、病院見学や就業体験に積極的に参加することで、自分に合った就職先が見つけられるよう頑張ってください！

当院では「クリニカルラダー」を採用しています。院内研修は全て業務時間内に組み込まれているので、無理なく継続的なキャリアアップを目指すことができます。また、専門資格の取得に向けた支援もあり、興味を持った分野の資格を取得できる環境が整っています。スキルアップしていくことで自分が担う病棟での役割も増えていくので、自分自身の意識向上にもつながります。

入職前は漠然とした看護師像しかありませんでしたが、3年間当院で患者さまと関わったことで「患者さまの気持ちを一番に理解できる看護師」を目指したいと思うようになりました。そのためには、臨床での対応力や知識等の根本の部分が不足してはならないと思うので自分もまだまだだと思います。しかし、毎日色々な疾患や背景を持った入院患者さまと関わる中で少しずつ自分が目指す看護師像に近づけているのではないかと思っています。

希望休に関しては、1か月のうち希望を出せる日数は決まっていますが、事情があり決まった日数以外に休みがほしい場合は所属長に相談し調整も可能です。有給休暇についても希望は出せますし、定期的に消化できるようシフトの調整もされています。長期休暇は１年に６日連続でとることができるので、実家への帰省や旅行に行く等の目的でまとまった休暇をとるスタッフが多いです。