所在地: | 奈良県 | ||
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病院形態: | 大学病院(国立・公立・私立) | ||
募集職種: | 看護師 助産師 | ||
看護師数: | 1129名 | 病床数: | 992床 |
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-多様な経験と、たしかな成長を、私たちと一緒にー
大学病院ならではの充実した教育・施設・設備。ここで看護師・助産師としての自己実現をめざしませんか。あなたの理想とする看護職員像を実現するために、万全の研修制度を用意してお待ちしています!
最新イベント情報(2024/12/09更新)
箕裏 桃さん
現在の業務内容とエピソード(印象的な看護ケア先輩からの指導など)について教えてください。
中央手術部では、当院で手術を受けられる全ての患者さんとその家族を対象にケアを行っています。その内容は多岐に渡りますが、やはり主となるのは手術中における患者さんの状態把握と手術進行の介助です。多くの手術は全身麻酔下で行われるため、この時患者さんの意識はありません。声の出せない患者さんに代わり、私たち手術室看護師が常に患者さんを中心において安全・安楽や尊厳を守り、外科医や麻酔科医らと連携して麻酔管理や手術進行を円滑にサポートしていくことで、患者さんが無事に手術を終え、正常な回復過程を辿ることに貢献しています。
貴院に入職を決めた理由と、志望動機を教えてください。
看護学生の時、実習でお世話になったのが当院でした。当院は、奈良県の大学病院かつ特定機能病院であり、高度で先進的な医療や質の高い看護を提供出来ると感じたのが決め手です。また、先輩方の働かれている雰囲気が良く、患者さんとのコミュニケーションも盛んで温かみのある職場環境に惹かれたことも覚えています。
新人研修教育プログラムについて印象に残っていることや感想を教えてください。
1年目を対象としている新人研修は、月に1回程度開催され、講義とグループワークを交えて行われます。研修のテーマは様々で、特に「リスクマネジメント」や「急変時対応」といった実践的な内容を組み込んだ研修での学びは、3年目になった現在でも日々の業務をこなしていく上での重要な糧となっています。
特長や病棟の雰囲気など、貴院の魅力を教えてください。
中央手術部は総勢60人を超え、院内でも特に人数が多い部署となっています。それぞれの個性が十人十色に光っており、その分様々な看護観に触れることが出来ます。昼夜問わず手術が行われているため忙しく大変な時もありますが、スタッフ同士が助け合いながら、患者さんが安全かつスムーズに手術を終えられるよう一丸となって働いています。また、コメディカルスタッフや医療機器メーカーの方からの勉強会があるなど、手術室で働くための実践的な知識を得る機会に恵まれているのは大学病院ならではの魅力だと思います。
これから就職活動を行う、看護学生のみなさんへメッセージをお願いします。
病院実習中に実際の現場で働く看護師の姿を目の当たりにし、サポートすることが出来るのだろうかと悩んだ時期が、私にはありました。しかし入職した当院では新人の頃からの教育制度が手厚く、日々の業務においても必ず先輩が傍について指導にあたってくださるため、次第に自信を持って看護に取り組めるようになっていました。最初から何でも上手くこなせる訳ではありません。県唯一の大学病院である当院で、教育機関ならではの充実した指導・サポート体制を最大限活用し、より良い看護実践を目指していただければと思います。
入職1年目の頃に苦労したことなど、新卒のころ大変だったことについて教えてください。
毎日とにかく覚えることに必死でした。気管挿管やルートキープ、膀胱留置カテーテル挿入などの介助はもとより、手術室特有の業務である器械出し関連においては術式や使用する器械・材料など、覚えなければならないことが至る所に転がっていました。先輩方のご指導のおかげで、入職半年を過ぎる頃には器械出しを任せていただける手術が増えてきました。しかし、手術の手技の方に気を取られ、患者さんの個別性を意識した看護を先輩に任せきりにしてしまう場面もあり、手術と看護の両立が難しいと感じることも多かったです。
キャリアアップを目指す人向けの支援制度があれば教えてください。
当院はキャリアアップを目指す人向けの支援制度が充実しています。現在私が特に気になっているのは、「認定看護師資格取得サポート制度」です。例えば手術看護分野での認定看護師資格取得には、他病院の教育課程を受講する必要がありますが、この支援制度により、受講に関わる経費及び交通費は当院の負担となり、さらに受講期間中は出張扱いとなるため給与も支給されます。
今後の目標や、目指している看護師像があれば教えてください。
当院の手術部では多くの診療科の手術を担当しており、その全てを受けられるようになるまでに4〜5年かかります。3年目になった今でも未経験の手術はいくつかあり、まだまだ勉強中の日々を過ごしています。まずは全ての手術に対応できるようになることが、現在の私の目標です。加えて、手術室という特殊な環境下においても、心理的サポートや手術・麻酔による侵襲の軽減、術後合併症の予防といった、患者さんとその家族の術前~術後を見据えた継続的な看護実践に力を入れていきたいと考えています。