浜松医療センター

私の病棟では、化学療法や輸血、抗生剤投与、緩和を目的として入院されている患者さんが多いです。毎日の全身状態や血液データを観察しながら診療の補助などの看護援助を行っています。また、治療により入院期間が長い人や治療のために再入院を繰り返す人が多く、不安な気持ちを溜めてしまう方がいます。話を聞いた後に患者さんから「少し気分が軽くなった」と言われたことが印象的な出来事です。医療者から気持ちの変化に気づき声をかけることが大切だと感じました。

患者さんが素直に気持ちを伝えられる関係性を保ち患者さんに寄り添う看護をしたいと思っていました。看護部の理念である「地域の皆様一人ひとりが大切にされたと感じられる看護を行います」とあり、私の看護理念と一致していると思ったため就業体験に参加し、入職を決めました。

半年経ってから行った医療安全の研修が印象に残っています。グループワークで症例写真をみて危険を予測し看護目標を考えるという研修でした。業務での実体験から予測を深めることができ4月に比べて成長できていることを感じられました。

毎週病棟内で多職種カンファレンスを行い、患者の個別性を考えた医療を提供できるように医師や看護師、薬剤師などで情報共有をしています。また、新人のうちは毎勤務で1人相談役として先輩がサポートしてくれるため、分からないことや不安に思ったことなどを相談しやすい環境になっています。

看護師になるために勉強など忙しい日々を送っていると思います。学生時代に努力してきたことは必ず役に立つので、頑張りすぎず少しずつ自分のペースで頑張ってください。