あいちの県立病院

看護師1年目で、精神科病院で働いています。業務内容は、疾患の治療の他に日常的な生活の援助や休息をとっていただくための環境調整など、患者さん一人ひとりに合わせた看護ケアを行っています。コミュニケーションに難しさを感じる場面もありますが、一緒に働くスタッフの知恵を借りながら日々の関わりを大切にしています。精神科でも身体合併症を持つ患者さんは多いため、経験豊富な先輩方から身体面のケア技術も教わり実践しています。

精神医療センターは県の中核を担う精神科単科の病院であり、幅広い年齢層の様々な疾患を抱える患者さんの看護に携わることが出来る点に魅力を感じて入職を決めました。また働いているスタッフの年齢層も幅広く、ワークライフバランスを大切に長く働ける点にも魅力を感じました。

患者さんとの関わりで基本となる看護倫理やコミュニケーション、精神科では特に活用される包括的暴力防止プログラムなどを一から学ぶことができます。新卒の入職は少ないですが、転勤で来られる先輩方と一緒に学べて沢山のサポートが受けられます。

私が働いている救急・急性期病棟は、入院から3か月以内の退院を目標としています。緊急入院を受けることもあるため、忙しい日もありますが多職種で連携しながら患者さんの１日も早い退院を願って日々奮闘しています。急性期の患者さんは、特に治療によって劇的に症状が改善される方も多いので、目に見える回復は私たちスタッフにとっても喜ばしく、モチベーションとなっています。

私自身、学生の時に初めから精神科に選択肢を絞って就職活動をすることに不安がありました。今は、興味のある仕事を選んで良かったと感じています。大変なことも沢山あると思いますが、勉強や実習の中の些細な興味・関心を大切にして頑張ってください。

５・６月ごろから、徐々に夜勤も始まります。夜間はスタッフの人数が少ないので緊張感がありますが、比較的落ち着いていて昼間は見られない患者さんの様子を観察することができます。

緊急入院で忙しくなる日もありますが、前残業や残業はほとんどありません。

精神医療センターの建物は風通しが良く、陽の光が良く入る構造で、綺麗な建築が印象的です。その見た目の通り、患者さんへの治療や看護介入も風通しのいい安全なものであるように、多くのスタッフが携わり協働しています。