精神科
駒木野病院
駒木野病院は、あらゆるシーンで人とヒトをつなぐ架け橋的な存在
『精神神経疾患、こころの専門病院として』
心の病も体の病と同じように医学の対象の一つと考え、偏見なく科学的な、しっかりとした専門医療を提供し、社会生活上の妨げを取り除くことが当院の第一の役割です。
治療にあたっては、さまざまな職種がお一人お一人の病状や社会的条件をきめ細かく受けとめ、ご本人の意思を尊重しながら、狭義の医療はもちろん、リハビリテーションや社会面の支援を含めた、最適と思われる対応を進めてまいります。
医療の質をハイレベルに保つために新しい治療法、看護体制、支援方法、設備などを積極的に取り入れ、たゆまぬ努力を続けています。
専門領域看護の魅力・強み
駒木野病院は精神科専門医療に特化しており、児童から高齢者まで幅広いニーズに対応できる強みを持っています。また、医療チームはご利用者のその人らしい生きる力を大切にしながら入院治療～退院支援～地域生活支援といったトータルサポートに力を入れ、様々な取り組みに向けチャレンジし続けていることも特徴の一つです。
自己尊重のために
私たちは、患者さんとご家族が自己尊重を保持できるように、患者さんとご家族の権利を認め、尊重し擁護します。また、患者さんとご家族の存在を認め、絶えざる関心、暖かいまなざしを向けていきます。
セルフケアの実践のために
私たちは、患者さんとご家族がセルフケアできないときには補い、そして自らのセルフケアを取り戻し、維持することができるように援助します。
人間としての発達に取り組むために
私たちは、患者さんとご家族が自らの発達課題を取り組めるように励まし、相談を受け、指示し、学習を促します。
人生について自己決定するために
私たちは、患者さんとご家族が自ら人生について、自己決定ができるように情報提供し、相談を受けます。また励まし、見守り、権利を擁護し、チェレンジを支えます。
異なった病状、生活歴を持つ利用者の方々の入院治療・リハビリテーション・退院後の地域生活支援に関し最適な医療サービスを提供するため、各病棟週１回医師・看護師・専門看護師・精神保健福祉士・薬剤師・栄養士等の他職種によるカンファレンスが行われます。
新人看護師の専門教育体制
心に寄り添い信頼される看護実践に向け共に学ぶ「共育」
精神科において直面する様々な事象はその時々で倫理を大切にした異なるアプローチが必要となるため、新人研修では概念と体験を行き来しながら、困ったとき知識・概念を活用し、考え・解決できること（臨床経験の統合の場）を目指した内容となっています。身近な事例を通して行われるトレーニングではグループメンバーの様々な考えを共有し自己の傾向や課題を明確にできる良い機会となっています。
先輩看護師インタビュー
成長しあえる環境と患者様目線を第一に患者様に寄り添う看護
駒木野病院が働きやすい理由は、教育体制が充実していることです。定期的に院内研修があったり、プリセプター制度を通して新人と先輩が一緒に考えながらお互いに成長し合える環境が整っています。
日勤帯では一つのエリアに負担が集中しないよう、コーディネーターが業務を振り分けてくれたり、スタッフ同士が声を掛け合ったりしているので、残業が少なく仕事とプライベートのバランスがとりやすい点も働きやすさの一つだと思います。
精神科というと、まだ偏見なども残るところがありますが、当院では地域に根ざしながら明るい環境作りに力を入れています。実習に来られた学生さんも、各部署の独自性を尊重した、風通しのよい職場環境、患者さまとの距離の近さに皆驚かれます。患者さまの回復に努め、早い社会復帰を担う、若いみなさんの力に期待しています。
副院長・看護部長 鬼塚 愛彦