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【実例あり】小論文の書き方をおさえよう

小論文は面接に次いで実施している病院が多く、採点配分も高い試験内容です。出題されたテーマに対して自分の意見を述べ、その理由を論理的・客観的に説明した文章のことで、出来事に対して自分の感想を述べる「作文」とは異なるため、違いと書き方をおさえましょう。

そもそも小論文って何?

「小論文」とは、出題されたテーマに対して自分の意見を述べ、その理由を論理的かつ客観的に説明した文章のことです。出来事に対する感想を述べる「作文」とは違うので注意しましょう。

小論文を書くときに気をつけること

  • 1
    誤字・脱字がないか

    小論文で最も重視されるのが、誤字・脱字です。文法や熟語の間違いもチェックされます。また、丁寧に文字を書いているかどうかも見られています。
  • 2
    起承転結をつける

    【起】文章の出だし【承】展開【転】本題【結】結論。以上の流れで全体を構成します。テーマに対する意見を述べる→その理由→結論と進むのが一般的です。
  • 3
    5W1Hを明確に

    5W1Hとは、「いつ」「だれが」「どこで」「何を」「なぜ」「どのように」。これらの項目をはっきりさせた、わかりやすい文章を書きましょう。
  • 4
    一人称は「私」

    一人称は「私」で統一します。男性でも女性でも同じです。とくに男性は「僕」という一人称を使いがちなので、気をつけましょう。
  • 5
    「だ・である」「です・ます」を混同しない

    「だ・である」「です・ます」を混在させてはいけません。文末は、「だ・である」か「です・ます」のどちらかで統一します。
  • 6
    「思う」を多用しない

    自分の考え、意見を述べるのが小論文なので、文末は「~です」「~と考えます」とします。感想を述べるときの「思う」は多用しないように。

原稿用紙の使い方

  • 制限文字数の8割以上、できれば9割以上書く
  • 文字は1マスに1字ずつ、丁寧に書く
  • 段落の初めや、改行したときは1マス下げる
  • カギカッコで段落を始めるときも1マスあけて、2マス目にカギカッコを書く
  • 句読点やカギカッコは1マス使う
  • 句読点やカギカッコは行末に入れ込み、行頭に書かない
  • 縦書きの原稿用紙の場合、数字は漢数字を用いる
  • カタカナを使うのは、原則として外来語のみ

小論文でよく出題されるテーマ

  • 1
    あなたが目指す看護師像について
  • 2
    あなたが考える看護とは
  • 3
    患者中心の医療について述べよ
  • 4
    実習で印象に残ったこと
  • 5
    実習で印象に残ったこと
  • 6
    5年後、看護師としてどうありたいか
  • 7
    当院への志望理由
  • 8
    当院であなたが貢献できること
  • 9
    あなたが学生時代に得たものとは
  • 10
    医療事故が起きたときにどうすべきか
※800字で上記をテーマに小論文を書いてみましょう。文字数制限の8割以上は必ず書くように!

小論文の実例を公開

内定をゲットした先輩が、実際に小論文の試験で提出した解答例を大公開! テーマにそった解答、書き方のルール、考え方など、参考にしてみてください。自分でも実際に小論文を書いて練習しましょう。

問題:患者さん中心の看護とは何か。自分の考えを800字で述べよ。(制限時間/1時間)

解答例

 私が考える患者さん中心の看護とは、言葉にできない患者さんの思いや苦しみを温かい気持ちで聞き取り、でき得る限りの力でそれを叶えることである。
 先日実施してきた実習で、白内障と黄斑裂孔の手術目的で入院してきた患者さんを担当した。既往歴にパーキンソン病がある70代女性の方だった。眼科の手術は、施術後1週間程度頸部から上の入浴行為を行ってはいけない。
 術後1日目、入浴の大好きな患者さんに清拭を実施しようと病室に行ったとき、患者さんが自分の顔を鏡で見てため息をついているところを見た。そのため息と悲しそうな顔がとても気になり、患者さんにどうされたのかと聞いてみた。
 すると患者さんは、「手術のときに付いたこの消毒のオレンジの跡が恥ずかしくて、病室の外に出られない」と言っていた。
 そこで私は、手術後ずっと病室から出ることなく寝ているばかりだった患者さんの姿を思い出した。私はてっきり、手術による緊張や慣れない環境による疲れで寝ているのだと思っていた。私にはその消毒液は全くみすぼらしいものに見えないが、患者さんにとっては病室から出られないほど嫌なものだったのだ。
 清拭を行うと、「生き返ったみたいで気持ちいい」と3回も顔を拭いていた。清拭の後には病室を出て、お日様の当たる廊下で過ごしていた。
 私はもっと早く気付いてあげられたらと反省した。綺麗になったと笑顔になった、患者さんの姿を忘れてはいけないと心に誓った。
 私には、白内障で見えにくくなっている目を手術で治すことはできない。パーキンソン病で震える手先を抑える薬を処方することもできない。でも、患者さんの手を握り、目を見て、気持ちを常に読み取る努力をすることは出来る。
 そうやって患者さんが笑顔で入院生活を送れるような、患者さん中心の看護を私は実践したい。

著者情報

ナース専科 就職 運営部

看護学生の就職情報サイト「ナース専科 就職」で、看護学校への就職ガイダンス・オンラインでの就活セミナー・合同就職説明会などを開催し、そこから得た知見に基づいて執筆しています。