ハートフル川崎病院は、平成17年12月の新棟設立とともに、病院名称を改称致しております。
この病院名には、“心がこもりやさしさにあふれた病院”を目指していく目標を込めております。
日々研修研鑽を積み、心をひとつにすることで患者さま、ご家族さまそして地域の方々に優しさにあふれた医療、そして患者さまへ安全で安心な医療・療養を提供出来ますよう取り組みをおこなっております。
当院では、精神科急性期医療から精神科慢性期医療、そして老年期精神科医療を担うべく、4つの基準で5つの目的を備えた病棟配置を致しております。
1.「精神科救急急性期医療入院料病棟」 ~精神科救急への取り組み~
当院では2022年2月「精神科救急入院料2」を取得しいわゆる「精神科スーパー救急病棟」を始めました。また同年4月の診療報酬改定後「精神科救急急性期医療入院料病棟」として継続し、精神科急性期の患者様に対し集中的な治療目指し早期治療、早期退院にむけ
取り組んでまいります。
2.「精神科療養病棟」 ~長期入院解消への取り組み~
≪精神科療養病棟≫
救急病棟の治療期間で十分な病状の回復、または退院準備ができなかった患者様に対し個々のペースに合わせた治療、退院支援に
取り組んでおります。
3.「特殊疾患病棟」 ~長期療養が必要な患者様への取り組み~
重度の肢体不自由者、重度の意識障がい者等(寝たきり状態)の患者様を身体ケアを含め長期療養入院が必要な患者様に対応いたします。
4.「認知症治療病棟」 ~高齢化社会への取り組み~
現代医療では、治療が困難とされている認知症の中でも特に多い、アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症の患者さまに対して、進行を抑制するための薬物療法に加え、心理社会的治療を積極的におこなうことで、残された認知機能を維持し、患者さまのQOLを低下させないケアを主体とします。
今後とも、患者様の社会定着に向け、適切な退院先の選定、または社会資源の紹介など、安心した暮らしが送れるよう個々の患者様、ご家族様に適した医療・看護の提供ができますように、職員一丸となって取り組んで参ります。皆さまより一層のご支援、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。