防衛医科大学校病院は、15診療科と中央診療施設を有する特定機能病院であり、職員は全て特別職国家公務員となります。救急救命センターを有する第三次救急指定病院でもあり、災害拠点病院の指定を受けたのを機に、災害医療にも 力を入れるべく努力しております。
医療スタッフは、大学病院の使命である教育・ 診療・研究活動に従事し、高度な医療・看護を患者さんに提供できるよう、日々 研鑽を重ねております。また、施設内外の研修を計画的に実施し、看護師の キャリアアップを積極的に支援し、専門性の高い看護の知識や技術の習得のみならず、人間性豊かな自立した看護職員の育成に力を入れて取り組んでおります。
◆看護部概要
看護職員数: 看護職員約570名 (非常勤看護師、再任用看護師を含む)看護補助者約40名
看護体制:特定機能病院入院基本料7対1 急性期看護補助体制加算25対1
勤務態勢:2交替制勤務(救急外来のみ3交替制勤務)
看護方式:チームナーシング制
ディ・パートナーシップ・ナーシングシステム(DPNS):看護師が二人ひと組となって患者さんを複数受け持ち、ケアを提供する方式で、より安全な看護ケアを提供するとともに、新人看護師に対してOJTの指導態勢を手厚くしています。
◆看護部の特長と看護師としてできること
*大学病院ならではの高度な医療に携わることができます。
防衛医科大学校病院は、埼玉県西部地域における中核的な医療施設であり、大学病院・特定機能病院として、高度で先進的な治療を行っています。高度医療、急性期医療を受ける患者さんの看護が経験できるとともに、重症な患者さんや様々な疾患をもつ患者さんを看護する機会が多く、臨床経験を積むことで、「臨床の知」を獲得することが可能です。
*自分の目指す看護師に近づくために、様々な分野から看護の道を選択できます。
多くの診療科がある防衛医科大学校病院では、様々な疾患をもつ患者さんを対象に看護を行います。スーパージェネラリストを目指すことや、スペシャリストを目指すことも選択肢のひとつであり、幅広い分野の中から、自分の目指す看護の道をじっくり考えることができます。
*チーム医療のコアとして活動します。
患者さんを中心とした多職種からなる医療チームの中でも、24時間365日、患者さんの側で看護を行う看護師は重要な役割を担っています。患者さんの権利を擁護し、意思決定を支援しつつ、チーム医療のコアとして、多職種メンバーに働きかけ、患者さん・家族に寄り添った最適の医療・看護が提供できるように活動します。
*教育体制を整え、看護師の成長を支援しています。
クリニカルラダーや、新人看護師教育の若葉支援システムを整備することで、看護師が自ら学び、互いに育てる学習環境を整え、看護師個々のキャリア開発を支援しています。
*働き続けられる勤務環境整備を目指しています。
防衛医科大学校病院では、仕事と生活の調和(ワークライフバランス)を保てるように、様々な制度が活用できます。育児休業や育児時間の取得、介護休暇の取得が可能です。また、男性の産休・育児休業の取得推進に取り組み、看護師個々が自身の生活や人生を大切にしながら、生き生きと働き続けられることを支援しています。
*防衛省の職員として災害発生時等には活動の機会があります。
災害発生時、防衛医科大学校病院は、災害拠点病院として地域における災害医療・看護の中核を担い、災害による傷病者を受入れます。当院には、DMAT(災害医療支援チーム)が設置されており、チームの要員に指定されれば、要請に応じて派遣されることがあります。
防衛医科大学校病院は、災害拠点病院、特定機能病院、3次救急指定など地域の中核を担う病院です。新卒入職者は、内部生だけでなく外部生もたくさん活躍しています。とくに助産師の募集を強化しています。