東京都立府中療育センター

所在地: 東京都
病院形態: 公立病院(都道府県市町村組合)
募集職種: 看護師
看護師数: 197名 病床数: 260床
  • 2交代制
  • 奨学金制度
  • 三次救急
  • 認定・専門
  • 資格取得補助
  • 寮・住宅補助
  • 保育施設
  • 退職金

利用者さんのいのちの輝きを共にみつめて

最新イベント情報(2023/07/11更新)

新卒採用情報(2025年4月入職)※各種タブを選択

病院からのメッセージ

2020年、新センターへ移転した明るく新しい施設です。当センターは、都内最大の重症心身障害児者施設で、重症児者の療育および生活施設として先駆的な役割を担っています。医療と福祉を一体的に提供し、利用者さんの生活が豊かになるように支援しています。言語的コミュニケーションが困難な重症児者の表情や身体の動きから様々なサインや微細な変化を読み取り、異常の早期発見と早期対応に努め心身の健康管理と医療的ケアを行っています。さらに、多職種と協働して気持ちに寄り添ったケアの提供と生活体験や社会参加の機会を確保して豊かな生活を支援しています。
看護科の理念は、「重症心身障害児者に、総合的療育サービスを提供する中核的施設としての役割を理解し、センター職員が協力して利用者が幸せな生活を送れるよう、安全でやさしく、思いやりのある質の高い療育(看護)サービスを提供する」です。その実現には、利用者さんが「その人らしく生きる」を支える、あなたの力が必要です。じっくりと看護に向き合い、共にはぐくみ、共に楽しみましょう!


採用本部の紹介については、以下のリンクからご覧ください。

東京都福祉局

看護部長からのメッセージ

看護科長
杉田 弓子

あなたをお待ちしています

府中療育センターでは、重い障害を持って生きる利用者さんが健やかにそして心豊かに過ごせるよう、他職種と協働して利用者さん一人ひとりに応じた日常生活の援助や医療的ケア・看護を行っています。利用者さんは、言葉で表現することが難しいため表情や瞬きなど身体全体で表現します。あなたの行ったケアで利用者さんが笑顔になると、重症児者看護の醍醐味を感じて頂けると思います。利用者さんの些細な変化に気づき対応するには熟練した看護が求められますが、重心看護のプロフェッショナルナースがじっくりと丁寧に指導していきますので安心して下さい。教育面や精神的支援を含め、あなたが重症児者看護のプロとなれるよう看護科全体で支援していきます。

先輩看護師からのメッセージ

医療病棟勤務
令和5年度採用看護師

利用者さんの“健康”と“生活”を支援する

府中療育センターの利用者さんは個別性が高く、専門的なケアや細やかな観察が必要です。音楽や読み聞かせ、バスハイクなど様々なイベントを楽しんでいます。一つ一つの看護技術については、研修で実際に体験しながら基礎から学ぶことができます。私のいる医療病棟では食事介助や入浴介助、呼吸管理など様々な援助を実施しています。指導者がケアのポイントを優しく教えてくださり、専門的なケアについて日々学んでいます。勤務終了時には一日の振り返りをし、適切なアドバイスを頂くことができます。

病院概要

病院形態 公立病院(都道府県市町村組合)
開設日 1968年4月1日
院長名 澁谷 和彦
病床数 260床
入所260床・通所30人・通園40人
職員数 362人(うち、看護職員数197人)
患者数 -
診療科目 内科、神経内科、歯科、小児科、整形外科、脳神経外科、精神科、リハビリテーション科、脳神経内科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科
センター・施設
看護体制 障害者[7:1]
看護方式 チームナーシング
ペアナーシングを取り入れている
認定看護師 認定看護師が活躍しています
感染管理、緩和ケア、摂食・嚥下障害看護、皮膚・排泄ケア、慢性呼吸器疾患看護 、 重症心身障害プロフェッショナルナース
病院所在地 〒183-8553 東京都府中市武蔵台2-9-2
アクセス 【バスによるアクセス】
■JR中央線・武蔵野線 西国分寺駅(南口)
 総合医療センター行き 所要時間約5分

■JR中央線 国立駅(南口)
 府中駅行き 所要時間約10分

■JR中央線・西武線 国分寺駅(南口)
 総合医療センター行き 所要時間約10分

■京王線 府中駅
 総合医療センター行き 所要時間約20分


いずれも「総合医療センター」下車 徒歩すぐです!
URL 「東京都立府中療育センター」のHPへはこちらをクリックしてください。
採用実績校 東京都立看護専門学校、聖路加国際大学、東京都立大学、東京医療保健大学、東京工科大学、帝京大学、西武文理大学、武蔵野大学、城西国際大学、東京家政大学、鹿児島医療福祉看護専門学校

教育体制・研修制度

新人研修

新人看護職員支援体制・臨床研修

新人看護職員が、職場の雰囲気や勤務体制に慣れ安心して働けるよう、新人看護職員一人ずつに実地指導者がつきます。実地指導者は新人看護職員の身近な存在として、知識・技術指導、精神面のサポートなどを行います。また、各病棟に教育担当者が配置され、新人看護職員教育全体を見守っています。
臨床研修は、利用者さんの個別性が高いため、6か月行っています。臨床研修期間中に、基礎的看護知識・技術の習得、重症心身障害児者の特徴と理解、安全な療育実践能力の確実な習得を目指し、段階的に研修を進めます。臨床研修第Ⅰ期では、重症児(者)の基礎的知識と特徴の理解、第Ⅱ期では基本的看護技術の習得、第Ⅲ期では病棟ローテーション研修、ローテーション研修終了後に病棟配属となります。第Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ期研修を通して、独り立ちを目指します。
新人看護職員一人ひとりを、病棟全体・看護科全体で見守り、大切に育てます。
写真は、臨床研修第Ⅱ期の胃管挿入の技術演習の場面です。

キャリアラダーに基づいた院内教育

キャリアラダー「基礎コース」研修

看護職員一人ひとりが、自らの専門性を高めるため自己研鑽に努め、質の高い看護を提供できる人材を育成しています。また、利用者さんの高齢化に伴う医療ニーズの変化を捉え、様々な状況下における利用者さんと家族の状況をアセスメントし、安全・安心な看護を提供できる実践能力の向上を目指します。
そのため、院内研修では、JNA準拠の都立病院キャリアラダーに基づき、「看護の核となる実践能力」「組織的役割遂行能力」「自己教育研究能力」の3つの能力を柱としてキャリア発達を支援しています。
基礎コース研修は基礎コースレベルⅠからⅢまであり、段階的に進んでいきます。研修内容は、「看護記録」「感染管理」「安全管理」「薬剤」「ポジショニング」「摂食・嚥下」「呼吸管理」「コミュニケーション」「多重課題」「救急看護」「メンバーシップ」「リーダーシップ」「施設運営」「事例検討」「キャリア開発」などの研修があります。事例検討では、病棟の指導者のもと事例をまとめ、発表します。
写真は、基礎コースレベルⅠの「救急蘇生」研修の場面です。

キャリアラダーに基づいた院内教育

キャリアラダー「ジェネラルコース」研修

重症心身障害児者は、自ら症状を伝えることが困難です。そのため看護師は、症状が重篤化する前に早期に対処するための観察力と対応力が求められます。重症心身障害児(者)の特性に応じた質の高いケアの実践を目指し、ジェネラルコースで「看護記録」「異常の早期発見」「皮膚・排泄ケア」「地域包括ケアシステム」「人材育成スキルアップ」「タイムマネジメント」「看護研究」などの研修を行っています。院内講師は、各分野の認定看護師や重症心身障害プロフェッショナルナース育成研修修了者などが担い、外部講師として各専門分野の大学教授などを招聘しています。
写真は、ジェネラル療育専門コース「異常の早期発見」研修の場面です。

派遣研修

重症心身障害プロフェッショナルナース育成研修

東京都では、重症心身障害の看護分野における専門的な知識・技術を理論的に探究し、質の高い看護実践活動と指導的役割を果たす人材を育成するための重症心身障害プロフェッショナルナース育成研修を行っています。研修期間は14か月で、重症児概論や重症児医療・看護各論、看護管理、医療安全等に関する講義101時間、実習35時間、看護研究35時間等、計190時間の研修カリキュラムです。受講料の自己負担はありません。講師は、各専門分野における大学教授や、第一線で活躍している認定看護師等、素晴らしい講師が揃っています。
育成研修修了生は、利用者さんの個別性に応じた質の高い看護や職員指導における中核的役割を果たし、活躍しています。

派遣研修

認定看護師尾資格支援制度

高度な医療機能を発揮していくために、各専門分野において卓越した看護実践、指導、コンサルテーション能力を習得した看護師の存在が不可欠です。認定看護師は、専門分野のリーダとして、看護職員育成のための研修講師など、重症心身障碍児(者)看護の質を高める活動をしています。当施設では、現在、感染管理、摂食・嚥下障害、皮膚・排泄ケア、慢性呼吸器疾患看護、緩和ケアの5専門分野の認定看護師が活躍しています。
写真は、皮膚・排泄認定看護師が利用者さんの踵のケアをしている場面です。

職場の雰囲気

日常風景

移乗は、リフトやスライダーを使用し、利用者さんにとっても職員にとっても安全で優しいケアを実施していま
摂食嚥下機能が低下している方も、少しでも経口から安心して美味しく召し上がって頂けるよう介助しています
経管栄養からの与薬の準備中。電子カルテで指示確認、指なぞり、声出し、よし!

生活病棟(女性)の様子

院内遊歩道で、温かな日差しの中、お散歩をしながら女子トーク!

利用者さんは発語・うなずき・パソコン・文字盤など様々な方法で意思を表出できます。病室にはいつも素敵な音楽が流れ、利用者さんの笑顔と職員との会話があふれています。好きなアーティストや食べ物の話、買い物なども一緒に楽しみます。体調管理は看護師が努め、療育活動では福祉職が中心となり、趣向に合わせたグループ活動やゲーム・季節飾りの制作等を実施し、安全で潤いある生活を支援しています。

医療病棟(男女混合)の様子

聴診で呼吸音の確認!利用者さんが言葉で表現されない分「いつも」との違いに着目してケアをしています。

医療的ケア度が高く人工呼吸器を使用している方、ADLは全介助で食事は3食経口摂取している方、院内にある特別支援学校の分教室『くぬぎ分教室』に通っているお子さんなど、様々な方が一緒に生活している病棟です。また、利用者さんの高齢化もあり急変時対応や緩和的ケアの場も多く、職員は常に利用者さんの個別性を考え倫理的配慮に力を入れています。利用者さんにとって毎日の生活が安全に楽しく過ごす事ができるように多職種と協力し合い、お互いがやりがいを感じながら仕事をしています。


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