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埼玉県獨協医科大学埼玉医療センター

〒343-8555 埼玉県越谷市南越谷2-1-50

048-965-1111

消化器内科病棟(2020年入職)
久保 美晴さん(左)
栃木県出身 国際看護介護保育専門学校卒業
手術室(2015年入職)
小林 美織さん(右)
埼玉県出身 獨協医科大学卒業

2年目のローテーション研修をはじめ
特色ある研修での学びを現場につなげ、
患者さんに最善の看護を提供する

スタートする部署は異なっても
誰もが着実にキャリアを積める環境

小林 母親が看護師で、私も資格を取得して働きたいと思っていました。学生時代から手術室を希望しており、手術件数の多さと幅広い診療科があることが入職の決め手でした。久保さんは何がポイントでしたか。

久保 祖父の入院時に、不安な状態の私に声をかけてくれた看護師に憧れて看護の道を目指しました。ゆっくり成長していける教育体制が整っていること、2年目のローテーション研修が魅力でした。

小林 教育体制は丁寧な指導のもとで、じっくり学べる環境があります。基礎的看護技術習得だけでなく、看護過程研修、多重課題研修といった判断や思考を養う研修が充実しています。例えば多重課題研修では、各部署で想定されるシチュエーションをもとに、現場で何を優先し、どのように看護を行うかの思考を学びます。それが常に患者さんの状況を考えながら行動することの大切さにつながります。部署が異なってもキャリアを確実に積めることが特徴です。久保さんは、どんな研修が役立ちましたか。

久保 一番は、やはり多重課題研修です。入職時は何を優先させるかわかりませんでした。多重課題研修で優先順位を考えて対応することの必要性を学べたことで、現場で生かすことができました。

小林 研修では患者さんの安全安楽、最善の治療をチームで提供していくために、行動の意味を考え思考することを学んでほしいと思います。院内で求められる目標だけでなく、各部署での個々の目標も設定していくことで、目指す看護が明確になります。

2年目のローテーション研修で
患者さんを理解し看護の姿勢を学ぶ

小林 特徴的な研修に2年目のローテーション研修があります。1年目は無我夢中で過ごす時期のため、2年目で他部署を経験して患者さんを理解し、看護に対する姿勢を学ぶことを目的としています。久保さんは、どの部署を経験しましたか。

久保 私は整形外科病棟を希望し、手術後の管理やリハビリで、目に見えて回復していく過程を学べました。病棟でも患者さんの手術後に多職種とリハビリを実施しているため、現場でも役立っています。

小林 どの研修も必ず各部署での看護に生かせるとともに、患者さんへのより良い看護の提供につながっています。クリニカルラダーに沿った教育プログラムは、レベルⅠからⅤの段階を設け、継続して看護実践能力を高めるもので、5年目で一人前の看護師を目指します。また、キャリア支援体制も充実しています。私は師長の勧めもあり看護師特定行為の研修を受講し、現在最後のトレーニング中です。久保さんは、どのようなキャリアプランがありますか。

久保 学生時代から化学療法に興味があり、がん化学療法看護認定看護の資格取得が目標となりました。上司も後押ししてくれる環境なので心強く感じています。

小林 私は特定行為看護師として麻酔科医師、手術室看護師、病棟看護師との間に立ち、リンクナースとして活動することが目標です。また、実習指導や後輩指導を通じて患者さんが安心して手術を受けられるスキルを持ったスタッフを育成したいです。お互いの目標達成に向けて頑張りましょう。

内視鏡治療を中心とした手術前後の看護が特徴の病棟のため、患者さんの全身管理から精神面のサポートまで実施している久保さん。化学療法を受ける患者さんに対しては副作用の説明を行い、患者さんの不安軽減につなげている。
以前、指導者としてローテーション研修にかかわり、後輩のスキル習得支援を行っていたとき、全力で取り組んだ結果、燃え尽き症候群の状態になったという小林さん。師長の勧めで受講した実習指導者講習会で、手術看護は自分や後輩のためだけでなく、患者さんのためであることをあらためて気づかされたという。
看護部では看護師としてのキャリアビジョン・キャリアプランを描くため、個々の成長と自己実現に向けての支援を行っている。自分の目標を受け止め、バックアップしてくれる上司がいることが魅力と語る2人。

全国から集まる先輩ナースたち

出身地内訳
入職者の出身地内訳:関東84% 中部5% 東北5% 近畿3% 九州2% 北海道1%
過去5年間の新卒ナース

新しい生活を楽しみに上京。
助産師を目指して頑張っています

鹿児島県出身
産科病棟
宮永萌香さん

 就職先を選ぶ際のポイントは、教育環境が整っている大学病院であること、周産期医療センターが開設されていることでした。上京して初めての一人暮らしに不安はありましたが、それ以上に新しい環境での生活が楽しみでした。 現在は産婦人科で妊婦・褥婦の健康管理、退院に向けた指導、新生児の健康管理などを行っています。今後は働きながら助産師免許を取得する予定で、母親が主体となり出産に臨めるよう、思いに寄り添ったサポートができる助産師を目指します。