面接対策をしよう

看護師の採用試験において、面接がない病院はありません。なかには面接のみで採用を決める病院もあるほど、面接は看護学生の就活において最重要のポイントです。事前にしっかり準備をして、就活成功につなげましょう。

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面接前に気をつけること

到着時刻

指定時間に遅れることは厳禁!15分前には到着できるよう、公共の交通機関の遅延も考慮したえで自宅を出発しましょう。万が一遅れる場合、病院への連絡を忘れずに。

受付・控室

受付前、髪型・メイク・身なりなどを今一度チェックしましょう。冬の場合、コートは病院に入る前に脱いで手に持ちます。控室では私語は厳禁です。友人がいてもおしゃべりは慎みましょう。携帯電話の電源はオフにします。

面接前だからといって気を抜かないように気をつけよう

入退室時に気をつけること

①返事はしっかりと

控室で名前を呼ばれたら、「ハイ」と大きな声で返事をします。緊張したら、深呼吸して気持ちを整えたうえで臨みましょう。

②ドアの前で3回ノック

3回ノックし、中から「どうぞ」という声が聞こえたら、ドアを開けます。

③入室時は「失礼します」

「失礼します」と言って入室し、面接官にお尻を向けないよう、後ろ手にならないようにドアを閉めます。

④ きちんと名乗る

「○○大学の○○△△です。よろしくお願いいたします」とあいさつし、お辞儀をします。「どうぞ」と勧められてから着席します。

⑤ 荷物は横に置いておく

荷物はいすの脇に立てておきます。両手は膝の上へ。

⑥ 終了後はお礼を忘れずに

面接が終わったら「ありがとうございました」とお礼を言い、お辞儀をします。ドアの前で「失礼いたします」とお辞儀をしてから退室しましょう。

入室、面接中の態度、部屋を出るまでのポイントをおさえよう

面接形式ごとに気をつけることをおさえよう

個人面接 学生1人に対して面接官が1人の場合、面接官が複数の場合のどちらかです。あなた1人を見ているので、相手の目を見て話しましょう。面接官が複数の場合、視線を配りながら話すことを心がけるとよいです。

集団面接 複数の学生を同時に面接します。この場合、ほかの人の意見も聞く必要がありますが、他人の意見に惑わされず自分の考えをきちんと述べることが大切です。

話し方で気をつけること

① 目線

相手の目を見て話すのが礼儀ですが、意識しすぎると緊張します。質問する面接官のどこか一点を見るようにしましょう。

② 答え方

質問の意図を正確につかみ、的確に答えましょう。具体的なエピソードをまじえて話すと効果的です。

③ 態度・表情

いすの背もたれは使わず背筋を伸ばします。リラックスした明るい表情で話すと印象アップにつながります。

④ 声

声が小さくなりすぎないように気をつけましょう。はっきり聞き取りやすい声で、ややゆっくり話します。

⑤ コミュニケーション

質問は最後まで聞き、誠実に答えましょう。面接時間は限られているので、長話をしないようにします。

事前に先生や友人、家族などを相手に練習しておくとよいです

おさえておきたい10の質問!
回答のコツ・回答例あり

よく聞かれる以下10の質問と、回答のコツを紹介します。各質問の回答のコツと、回答例については会員限定で閲覧できます。

  • この病院を志望する理由
  • あなたの長所・短所をあげてください
  • 配属希望部署と、その理由
  • 実習で印象に残っていること
  • 看護師を目指したきっかけ
  • 将来どんな看護師になりたいか
  • 単願か、併願か
  • ストレスを感じるのはどんなときか
  • 挫折経験があるか、どう乗り越えたか
  • 何か質問はあるか(逆質問)

Q.この病院を志望する理由を教えてください

A.理由はだらだらと述べず、端的に答えよう! インターンシップに参加したとき、院内教育に最も魅力を感じました。技術面を含めた基礎教育が充実しているうえに、関心のある分野を深めてレベルアップできるシステムが整っていて、こういう環境の中でなら看護師として成長できるのではないかと思い、貴院を志望いたしました。

プロフィール

著者:ナース専科就職ナビ 運営部

看護学生の就職情報サイト「ナース専科就職ナビ」で、看護学校への就職ガイダンス・オンラインでの就活セミナー・合同就職説明会などを開催し、そこから得た知見に基づいて執筆しています。