質の高い医療の提供は
新人育成から始まる
山﨑 就活を始めたときに、「立地の良さ」「働きやすい環境」「充実した教育体制」など、当院を高く評価している先輩たちの話を聞いて、関心を持ちました。
大賀 私は大学3年時に当院でインターンシップを体験しました。患者さんに対してはもちろん、職員同士もお互いを気遣いながら温かく接していて、ここなら安心して働けると感じたのが入職の決め手です。
山﨑 コロナ禍で病院見学などができなかったので、オンライン説明会に参加しました。画面越しにも、先輩と新人の間に垣根がなくて話しやすそうな雰囲気を感じました。それが安心感につながり、ここで働きたいと思いました。
大賀 私たちは同じ九州出身の同期で、仲良くなったきっかけは、新人看護師としてオンラインインターンシップの学生対応を一緒に担当したときでしたね。
山﨑 現地見学ができない学生さんの不安はよくわかるので、できるだけリアルな情報を発信するように努めました。プリセプターの先輩だけでなく職場全体で見守ってくれていて、何かあると「大丈夫?」と声をかけてくれること、人の温かさが感じられる働きやすい環境であることなど、職場の雰囲気をありのまま伝えました。
大賀 その温かさは看護職以外の先輩からも感じますね。多職種連携が定着しているせいか、ほかの職種の先輩方もよく声をかけくれたり、教えてくれたりします。病棟全体で新人看護師を育て、より良い医療を患者さんに提供していこうという体制です。
特色のある診療科で
温かい看護を提供したい
山﨑 私の配属先は婦人科と乳腺外科を中心とした女性患者さんばかりの病棟です。手術による入退院が多いのでとても忙しいけれど、和やかな雰囲気です。
大賀 私が所属するメンタルヘルス科は、小学生から高齢者まで多様な患者さんが入院しています。精神疾患全般が治療対象で精神看護専門看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、臨床心理士など多職種連携のチーム医療を展開しています。
山﨑 どの病棟でも主疾患にくわえてさまざまな疾患を抱えている患者さんが多いので、学ぶべきことがたくさんあります。オンラインツール(ナーシングスキル)を使って、疾患や看護技術についてくり返し学ぶことが日課になりました。
大賀 呼吸器疾患を合併した患者さんを担当したときに、ちょうど新人研修で呼吸状態の観察方法を学びました。学ぶことと看護実践が直結しています。
山﨑 研修や病棟での日々の業務の中で行う振り返りも、知識や技術の定着に役立っていると思いませんか。
大賀 思います。患者さんとうまくコミュニケーションがとれなくて悩んだときに、先輩が「そのときの気持ちはどうだった?」「どうすれば良かったと思う?」と一緒に振り返りをしてくれました。そのおかげで気持ちの整理をして、次回からどうすべきか前向きに考えることができました。
山﨑 学びを成長の糧にして、「温かな心のこもった看護」という看護部の理念を実践していきたいです。


