患者さんからの言葉で
心の支えになれた喜びを実感
就職の際はがんまたは小児領域を希望し、複数の病院を検討しました。祖父ががんであったことから当センターに興味を持ち、インターンシップに参加。看護師の患者さんに対する丁寧な対応が印象的で、ここで働きたいと思いました。
教育体制の充実も入職のポイントでした。集合研修は実践に結びつく内容で、例えば麻薬の種類や効果出現時間、手術後の観察項目などの研修資料は、現場でも役立っています。病棟ではクリニカルコーチを中心に、専門的知識から細かい部分までアドバイスを受けられます。2~3年目の先輩は気軽に相談できる存在で、部署全体からサポートを受けられたため安心でした。
現在は整形外科・小児AYA病棟に勤務し、骨肉腫、小児がん、血液疾患など多様な患者さんのケアに携わっています。看護師だけでなく心理士、チャイルドライフスペシャリスト、理学療法士などさまざまな職種と連携を図り、患者さんに対応しています。
以前、整形外科で入院から術後まで担当した患者さんがいました。術後に落ち着かれた際、「笑顔のあなたがきてくれることが楽しみでうれしい」との言葉をもらい、患者さんの心の支えになれた喜びとやりがいを感じました。先輩からも「それが塩川さんの強み」と言われ、自信につながりました。
将来はコミュニケーション力を生かして、患者さんの身体面だけでなく社会面、精神面にもかかわれる看護師として成長したいと思います。
