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東京都日本赤十字社医療センター

〒150-8935 東京都渋谷区広尾4-1-22

03-3400-1311

【掲載中】特集ページ「看護部長インタビュー」
循環器内科、心臓血管外科、泌尿器科、放射線科、サイバーナイフ科、整形外科病棟(2016年入職)
重光 真帆さん(左)
鹿児島県出身 鹿児島純心女子大学卒業
循環器内科、心臓血管外科、泌尿器科、放射線科、サイバーナイフ科、整形外科病棟(2019年入職)
大川 瑞希さん(右)
鹿児島県出身 鹿児島医療技術専門学校卒業

重光 真帆さん、大川 瑞希さん

患者さんやご家族との関係性を築く大切さや
チーム医療の重要性を実感。
個々の生活背景を見据えた看護を実践する日々

病棟で働く先輩たちの姿から、
多くの学びを得られる

重光 大川さんも同じ鹿児島県出身ですが、就職を決める際、何が基準となりましたか。

大川 赤十字病院を志望していたのですが、鹿児島県での募集がなく、先生に相談したところ東京の日赤医療センターを紹介されました。入職のポイントは、看護師として成長できる環境があることでした。

重光 私は、最先端の医療と災害医療を学べることが決め手でした。初めは緊張していたようですが、業務には慣れましたか。

大川 初めは先輩についてケアを行い、徐々に慣れていきました。患者さんとのコミュニケーションのとり方や、患者さんの生活背景を見て、1人の人としてかかわることの大切さなどを先輩から学びました。

重光 大川さんも患者さんとかかわる中で、しっかり人間関係を築けるようになりましたね。これまで受講した研修で印象に残っているものはありますか。

大川 1年目に受講したリフレッシュ研修です。赤十字について学ぶだけでなく、屋外でのレクレーションを通じて同期との絆が深まりました。グループワークでは、近況報告や他病棟で行っている看護実践を聞くことで視野が広がりました。同期は心の支えになり、お互いを高め合える存在です。

患者さんからの感謝の言葉が
モチベーションにつながる

重光 病棟では内科から外科まで、幅広い疾患に対応しています。プライマリーナースとして退院に向けたサポートも重要な仕事です。大川さんもプライマリーナースとしての役割も始まりましたね。

大川 プライマリーナースとして担当してから、患者さんとご家族とのかかわりの重要性を感じています。リハビリ、薬剤師、退院支援ナースなどとの連携も必要で、改めてチーム医療の必要性を実感しました。

重光 患者さんの退院を見据えて支援するためには、医師をはじめ、多職種との連携が不可欠です。看護師はチーム医療の要として、患者さんと多職種をコーディネートする役割を担っています。患者さんとの関係で印象に残っていることはありますか。

大川 初めは患者さんとの向き合い方に悩みましたが、介入の仕方や最善の方法をカンファレンスで話し合い、退院に向けて精一杯取り組みました。患者さんから「ありがとう」の言葉をもらえた時は、安心したと同時にうれしかったですね。

重光 私も患者さんの兆候を医師に伝えたことで、初期の段階の脳梗塞を発見できました。患者さんからいただいた感謝の手紙はモチベーションとなり、今でも大切にしています。大川さんは自分で考えて行動に移せていますし、疑問点も確認してから実施するなど、1年間で大きく成長したと感じています。将来の目標はありますか。

大川 今後は患者さんの生活背景を見据え、個々の患者さんに合わせたケアができるようになることが当面の目標です。

重光 これまで新人教育、実習生の指導、リーダー業務などに携わってきました。今後も病棟の教育に力を入れていきたいと思います。当センターは教育環境も整っていて、新しいことも学べる環境があります。お互いに目標を実現させましょう。

先輩たちの指導を受けて着実に成長している大川さん。いつも見守ってくれる重光さんは、目標となる存在。
先輩たちの指導を受けて着実に成長している大川さん。いつも見守ってくれる重光さんは、目標となる存在。
目標としていた救護員の資格を取得した重光さん。今後は循環器や救急の領域で経験を積み、将来は災害看護領域で活動することが目標だ。
目標としていた救護員の資格を取得した重光さん。今後は循環器や救急の領域で経験を積み、将来は災害看護領域で活動することが目標だ。
新人指導の際は前向きな声かけを心がけている。
新人指導の際は前向きな声かけを心がけている。
自分の看護観でもある「患者さんを1人の人として接すること」を確立させたいという大川さん。徳之島という医療資源の少ない地域出身のため、将来は学んだことを生かして貢献したいと考えている。
自分の看護観でもある「患者さんを1人の人として接すること」を確立させたいという大川さん。徳之島という医療資源の少ない地域出身のため、将来は学んだことを生かして貢献したいと考えている。

全国から集まる先輩ナースたち

出身地内訳
入職者の出身地内訳:関東86% 中部7% 中国・四国3% 北海道・東北2% 九州2%
2021年入職の当院ナース

将来地元に戻ることも視野に入れて、
全国に広がる赤十字病院を選びました

新潟県出身
9A病棟(消化器内科)
米持 彩花さん

 2004年の新潟中越地震の被災を機に、看護師を目指しました。入職先は急性期病院であることを条件に、将来地元に戻ることも視野に入れて地元・新潟にもある赤十字病院に決めました。コロナ禍でリフレッシュには工夫が必要ですが、希望通りの休暇はしっかりとれています。病棟では、プリセプターやエルダーの先輩方がメンタル面・身体面を常に気遣ってくれるので安心して働けます。今後は他病棟にも異動して、さまざまな疾患に対応できる実践力を身につけたいと考えています。

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