ストーマ外来や病棟業務で
皮膚・排泄ケアの経験を積む
当院の学生実習に参加した際、安らぎのある看護を実践する看護師を見て、私もそうなりたいと思い、入職を決めました。
入職後8年が経ちキャリアアップの展望が見えず悩んでいた時期に、上司から「手術室やICUでの勤務経験が創傷ケアに活かせると思う」と背中を押してもらい、皮膚・排泄ケア認定看護師を目指すことを決めました。ちょうど褥瘡のリンクナースを務めていて、興味があった分野でした。
院外で受講する半年間の認定看護師研修は、病院のバックアップのもと、仕事という扱いで参加できました。また、認定看護師研修には特定行為の研修もあり、創傷ケアと高カロリー輸液の調整などの研修を修了しました。学んだことを活かして臨床経験を積むために、創傷の多い今の病棟に配属されています。頭頸科の内視鏡治療をはじめ、日本でも実施例の少ない手術や新しい抗がん剤の治療など最先端の医療に日々触れられることも、刺激となっています。
当院では、患者さんの身体機能をできるだけ温存する手術が行われており、大腸がんの手術では一時的に人工肛門を造設される患者さんが多くいます。看護師が行うストーマ外来では、人工肛門を持ちながら生活する患者さんの疑問や悩みを一緒に考えながら対応しています。
当院には長期的な視点でキャリアアップを支援し、プロフェッショナルな人材を育てる土壌があります。目標に合わせて知識と技術を磨き、経験を重ねることで患者さんにより質の高い看護を提供していきます。

