先輩や患者さんからの応援を
成長する力に変えて
父親が訪問看護師をしていたので、家で患者さんからの電話に対応したり、土日も仕事に出かけたりする父の背中を見て育ちました。その真摯な姿から「看護師は素晴らしい仕事」と感じていたので、私も看護師を目指しました。
消化器外科病棟に配属され、現在1年目です。病棟ではプリセプターをはじめ、多くの先輩方のやさしく細やかな指導に助けられています。自分は処置やケアが遅いと感じ焦ってしまうことも多いのですが、先輩に「焦って失敗するより、確実なケアを丁寧にすることが大切」とアドバイスされました。とても勇気づけられ、その言葉を心に刻んで患者さんに接しています。また、同期とは頻繁に声をかけ合っていて、何でも相談できる大切な存在となっています。
入職直後、患者さんから「なんでそんなにもたもたしているんだ」と怒られたことがあります。そのとき先輩が「新人なのでやさしく見てあげてください」とフォローしてくださり、以降その患者さんは「頑張れ」と声をかけてくれるようになりました。退院するときは「また会ったときは成長した姿を見せてくれ」と言ってもらえ、うれしかったです。一人前になった姿を見せられるよう、これからもっと頑張っていこうと心に誓いました。
目下の目標は忙しい中でも後輩に気を配り、フォローできるプリセプターになることです。そしていつかは父のような、患者さんに寄り添える看護師になりたいと思っています。
