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東京都慶應義塾大学病院

〒160-8582 東京都新宿区信濃町35

03-5363-3719(看護部)

【掲載中】特集ページ「看護部長インタビュー」
呼吸器内科病棟(2004年入職)
臨床指導ナース
Oさん(左)
小児科病棟(2021年入職)
Aさん(中央)
小児科病棟(2018年入職)
Fさん(右)

プリセプターや臨床指導ナースをはじめ、看護部全体で新人をサポートし、
看護の楽しさを実感できる環境を提供

実践を通じた指導で
新人たちの成長をサポート

O 昨年から新型コロナウイルスの影響により、集合研修は少人数制で行うなどの変更がありましたが、Aさんは不安なく臨めましたか。

A 集合研修は病棟と同じ物品を使って行われるため、わかりやすく実践で役に立ちました。病棟ではプリセプターと一緒に患者さんを受け持ち、情報収集やケアのポイントなどを学びました。すぐに先輩に確認できる体制だったので安心でした。

F 小児科病棟は独自のケアも多いため、現場での指導が多くなります。Aさんはいつも笑顔でおっとりした印象でしたが、責任感が強く、質問も積極的に行っていたので安心して見守りました。

A 初めは1人の患者さんに集中すると、周囲が見られない状況でした。Fさんからのアドバイスで、視野を広く持ち、病棟全体を見ることの大切さを学びました。

O 現場教育はプリセプターを中心に、病棟全体で新人をサポートする体制が整っています。特徴的なのが各病棟に配置されている臨床指導ナースです。臨床指導ナースは集合教育での学びを実践につなげ、看護の成果を新人看護師と共有することで成長を支援しています。プリセプターには研修やアドバイスを行うなど指導者へのサポートも万全です。プリセプターの役割を担った感想はどうですか。

F 人に伝える力の必要性を感じました。個々の性格に合わせて、受け入れやすい言葉でアドバイスしています。また臨床指導ナースに相談できることも心強かったです。

指導者も新人看護師も、
ともに育ち合う環境で成長

O 指導する側も気づきがたくさんあると思います。指導するうえで心がけていることはありますか。

F 私が心がけていることは、良い点を見つけ、本人に伝えることです。Aさんは受け持ちだけでなく、周りの患者さんにも笑顔で積極的にかかわっています。子どもとの接し方もスムーズで、成長を感じています。

A 実践を通じた指導を受けながら振り返りを行い、次の課題や目標にチャレンジしています。プリセプターや臨床指導ナースが身近にいてアドバイスをいただけるので、前向きに取り組めます。

O 経験豊富な指導者たちが常に見守り、不安なく学べる環境が当院の魅力の1つですね。今後の目標はありますか。

A 安全な看護の提供を大前提とし、患者さんやご家族の背景や気持ちを考慮した看護を行いたいです。患者さんのQOLを高められる自律した看護を実践することが目標です。

F 小児科領域で看護を継続し、ご家族とお子さんに寄り添っていきたいと思います。プリセプターとして人に伝える力を磨くと同時に、今後はチームリーダーの役割も担っていくため、病棟全体を見られるようになりたいですね。

O 看護が楽しいと思える後輩が増えていくことは、臨床指導ナースとしての原動力となっています。私自身も指導スキルを向上させ、「育て合い、育ち合う」チームであり続けられるよう支援したいと思います。

新人の情報を指導者間で共有することで自分自身の視野が広がり、チームで支援していく良さを実感しているというFさん。
充実した教育環境と自律したジェネラリストナースの育成を掲げていることが、当院入職の決め手になったというAさん。
各病棟で月1回、指導者と新人が話す機会が設けられている。困っていること、不安なことはないかなど、手厚くサポートしている。

教育担当看護師も
新人看護師の成長を支援しています

 教育指導室には、専任の教育担当看護師が所属しています。新人看護師が基礎となる知識や技術を習得できるように、研修の企画や運営をしています。新人の所属部署へも赴き、現状や困りごとを確認し、研修に反映させます。また、部署特性に合わせた指導を行える工夫や少人数開催、専門・認定看護師や多職種から直接学ぶ機会を設けるなど、ニーズに沿った研修となることを心がけています。このように、研修での学びが看護実践に活かせるように、OJTとOff-JTをつなぐ役割を担っています。お互いの看護観を大切にしながら、患者さん中心の看護ができるよう支援し、ともに成長していきたいと考えています。

教育指導室
師長 Uさん(右)
Mさん(左)

全国から集まる先輩ナースたち

出身地内訳
入職者の出身地内訳:関東40% 九州20% 近畿12% 中部10% 東北6% 中国6% 北海道4% 四国2%
2021年入職の当院ナース
※内部生を除く

先輩方の手厚い指導を受けながら、
アセスメント力の向上を目指す

福岡県出身
NICU
Nさん

 入職の決め手は特定機能病院で最先端の医療を学べること、三交替勤務であることでした。発達モデルに沿った教育体制のもと、プリセプターや部署全体からサポートを受けられます。新生児が対象のNICUでは全身を観察し、アセスメントを行うことが求められます。わずかな変化も見逃さず、多角的視点から観察できる力を身につけることが今後の目標です。休日は自然を感じられる場所に出向き、散歩で気分転換しています。

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