THE LEADING NURSE[リーディングナースTOPに戻る]

東京都東京医科歯科大学病院

〒113-8510 東京都文京区湯島1-5-45

03-5803-5666

【掲載中】特集ページ「看護部長インタビュー」
脳神経外科病棟(2017年入職)
鈴木さん(左)
脳神経外科病棟(2021年入職)
上野さん(中央)
脳神経外科病棟(2021年入職)
谷澤さん(右)

鈴木さん、上野さん、谷澤さん

先輩たちの温かい励ましが、
新人看護師の大きな支え。
個性を尊重した指導のもとで、
自分らしい成長ができる職場

先輩からのアドバイスを吸収し、
成長を続ける

鈴木 病棟の指導係として、2人を4月の入職以来ずっと見守ってきました。患者さんの重症度が高く緊張感のある脳神経外科病棟で、2人とも本当に頑張ってきたと思います。これまで特に大変だったことは何でしたか。

上野 だんだん受け持ち患者さんが増えてきて、限られた時間で多重課題をクリアしなければならず、何を優先したらいいのかわからなくなってしまったことです。そのとき鈴木さんから、「上野さんの良いところは、患者さんへの説明が丁寧なこと。どんなに忙しくても、患者さんに丁寧に接したいという気持ちはずっと大切にしてほしい」と言われたことが心に残り、常にそれを意識してケアをしています。

谷澤 私は受け持ち患者さんの病態について、事前に勉強はするのですが、患者さんの前にいくと、勉強したことと患者さんの状態をうまくつなげることができませんでした。でも鈴木さんから「谷澤さんはすごく努力家で自主的に勉強もしているので、今はうまくいかなくても、その調子で続けていけば大丈夫」と言ってもらえ、自信が持てました。また、落ち込んでいるときは先輩方が「大丈夫?」と温かく声をかけてくださり励ましてくれるので、頑張ろうと思えました。

鈴木 周りの先輩たちのフォローも大きいと思いますが、2人とも先輩からのアドバイスをしっかり聞いて、それを自分のものにしようと努力しているので、大きく成長できていると思います。

自分の課題を知り乗り越えれば、
必ず、力を発揮できる

鈴木 現時点での課題をそれぞれ聞いてみたいです。

谷澤 私の課題は、ペアの先輩やリーダーに報告と相談をしっかりできるようになることです。先輩と話すときは今でも緊張してしまい、なかなか思うように話すことができません。それでは患者さんに良い看護が提供できないので、もっと積極的に報告、相談していこうと努力しています。

上野 スケジュール管理がまだまだ苦手で、優先順位をつけるためのアセスメント力をつけなければと思っています。まずは受け持ちの患者さんに関連することを掘り下げ、自己学習をしています。わからないことは放置せず先輩に質問するなどして知識を増やし、患者さんに還元したいと思います。

鈴木 2人ともしっかり自分の課題を把握し、そのためには何が必要かもわかっていますね。先輩と一緒に考え、成長していこうとする力があるので、目標を持ち続けていれば、自分の目指すところに必ずいけると思います。

谷澤 今後は医療チームの一員として責任を持ち、安全で確実な看護を実践できるようになりたいです。

上野 私は先輩から任せられ、後輩から信頼される看護師を目指します。

鈴木 支える先輩もたくさんおり、個性を尊重しながら個々に応じた指導を行っています。自分らしく成長できる職場であることが、当院の魅力です。このような環境を生かして今後も頑張ってください。これからも見守っています。

ナースステーションでのカンファレンス。他職種も含めスタッフ間のコミュニケーションが活発な病棟だ。
1日の振り返りを行う。鈴木さんは「谷澤さんはこの半年で、自分がやってきたことをしっかり業務の中で発揮できるようになりました」と、谷澤さんの成長ぶりに感心する。
「上野さんはすごく頑張り屋ですが、それが結果につながらないこともありました。私も悔しくて、上の先輩方に相談して指導方法を再考し、少しずつ結果が出るようになりました」と鈴木さん。
点滴の準備をする上野さんと指導する鈴木さん。「新人をいつもレーダーのように追いかけています。少しでも気が沈んでいるようなら、2~3年目の先輩から声をかけてもらうようにしています」。

全国から集まる先輩ナースたち

出身地内訳
入職者の出身地内訳:関東64% 中部13% 九州9% 北海道・東北7% 中国・四国6% 近畿1%
2021年度入職者

個々の成長に合わせた教育体制で
個別性を大切にした看護を目指す

山梨県出身
脳神経外科病棟
谷澤さん

 幼少期から人の役に立つ仕事に就くのが夢で、看護師を目指しました。高度先進医療を提供する当院なら看護師としてしっかりした基盤を築けることと、個々の成長に合わせた教育体制に魅力を感じて入職を決めました。悩みや不安があっても、何でも話せる同期の支えと先輩たちの細やかなフォローがあるので前向きに頑張れています。患者さんの個別性を大切にし、思いに寄り添える看護師を目指して、さまざまな人とかかわりながら成長していきたいと思います。

Special Topic 1

このページにも掲載中!

特集【看護部長インタビュー】を読む