> 聖マリアンナ医科大学病院 | チーム医療 2020年度
THE LEADING NURSE[リーディングナースTOPに戻る]

SPECIAL TOPIC 3 チーム医療 [他職種との連携をナース目線で発信]

写真:聖マリアンナ医科大学病院のチーム医療

入院期間が短い外科病棟で、
多職種が協働して円滑な退院をサポート

聖マリアンナ医科大学病院

〒216-8511 神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
TEL:044-977-8111(代表)

患者さんの退院後の生活を見据えて
サポートする楽しさを実感

 当院の外科病棟では、患者さんがスムーズに安心・安全に退院、転院できるよう退院支援に力を入れています。外科病棟は入院から退院までの期間が短いため、入院直後から3日以内に退院を視野に入れた情報を収集し、個々の疾患、家族背景など、カンファレンスで情報共有を行い、退院後の問題点を明確にします。介入が必要な方はメディカルサポートセンターとカンファレンスを行い、どのような社会資源を活用するか、医師、薬剤師、医事課、ソーシャルワーカー、病棟スタッフで検討しています。

 退院支援を行うきっかけは、外科病棟に勤務して9年が経ったとき、師長の推薦を受けたことです。それまでは、回復したら退院することが当たり前と考えていましたが、退院後も療養が必要なケースもあります。入院中から退院後も患者さんらしく生活できるようサポートすることの大切さを改めて認識し、支援する楽しさとやりがいを感じました。

 現在は退院支援を行う「おうちサポーターズ」として活動中。週2回のカンファレンスに合わせ活動日を設け、退院調整に専念できる体制があります。2名でスタートしたチームも9名に増え、活動の幅を広げています。

 退院支援は、介護保険や地域包括ケアとの連携など、さまざまな知識が求められますが、今後は退院支援ラダーを作成するなど、病棟看護師が主体的に退院支援に取り組めるよう、段階別にレベルアップできる体制づくりにも取り組むことが目標です。ひとりでも多くのスタッフが退院支援にかかわることが、ケアの質の向上につながります。今後も患者さんやご家族が、安心して生活できるようサポートしていきたいと思います。

写真

外科病棟
米内山 千鶴さん

外科病棟における「退院支援」への取り組み 患者さんが安心して療養生活を送れるよう、個々の生活背景や家族構成を考慮しチームで退院を支援する。