> 東京医科大学病院 | チーム医療 2018年度

THE LEADING NURSE

SPECIAL TOPIC 3 チーム医療 [他職種との連携をナース目線で発信]

SPECIAL TOPIC 3

[他職種との連携をナース目線で発信]
チーム医療

集中治療部(2013年入職)亀井 良介さん(中央)
埼玉県出身/埼玉県立大学看護学科卒業

それぞれの分野のエキスパートが集まり、
患者さんの回復過程を支える

東京医科大学病院

〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-7-1

看護師の視点から情報を発信し、患者さんのケアに生かす

 集中治療の現場では、医師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士など、さまざまな職種との連携が求められます。ICUでは1年目からチームに参加し、初めは主に患者さんのリハビリにかかわりました。長期間にわたるベッド上での生活で、筋力も衰えていましたがチームで連日リハビリを行った結果、車椅子に座れるようになりICUを退出されました。その方の事例を学会で発表したいと思い連絡を取ったところ、ご家族と歩いて会いに来てくれました。患者さんの回復過程に携われたことは、大きな喜びであり感動でした。

 ICUの看護師に求められるのは、患者さんを観察し、わずかな変化にも気づくこと。リハビリを行う際にも、表情の変化や疲労度を確認しながら必要であれば血圧を測り、リハビリを中止すべきときもあります。動くと血圧変動が激しくなる、不整脈が出る、気持ちが滅入ってしまうなど、患者さんの状態を考慮したうえで、前向きにリハビリに取り組めるよう、カンファレンスで話し合っていきます。

 そして患者さんの治癒に大きな影響を与える栄養管理も重要。ご本人やご家族から入院前の生活や嗜好を聞き、管理栄養士に情報を提供しチーム内で共通認識を持つことも必要です。食欲のない方に関しては、どうすれば食事を摂ることができるか相談しています。

 チーム医療は役割分担によって個々の負担を軽減できると同時に、それぞれの専門性を発揮することで、質の高い医療の提供が可能となります。チーム内で情報発信するためには、必要な情報を整理して把握することが重要です。そのための自己学習は大切で、研修や学会などに参加し新しい情報を収集しています。チームを生かせるのも看護師の役目であり、責任の重さも感じています。

 一人前の看護師として成長した後は、患者さんと地域医療のかかわりも学びたいと思います。在宅医療や訪問看護、かかりつけ医師との連携も院外におけるチーム医療。予防医学も含め、地域でチームを作ってよりよい医療を提供することが目標です。

特集:クリティカル分野でのチーム医療

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