> 公益財団法人 がん研究会 有明病院 | チーム医療 2018年度

THE LEADING NURSE

SPECIAL TOPIC 3 チーム医療 [他職種との連携をナース目線で発信]

SPECIAL TOPIC 3

[他職種との連携をナース目線で発信]
チーム医療

緩和ケアチームの活動を通じて、
患者さんの身体面と精神面の
苦痛を和らげる 緩和ケア認定看護師(2004年入職)
河島 地草さん
東京都出身/国立千葉療養所看護専門学校卒業

公益財団法人 がん研究会 有明病院

〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31

緩和ケアは終末期だけでなく、初期段階から患者さんをサポート

 学生時代から緩和ケアに興味があり、専門病院で知識や技術を高めたいと思い、当院への入職を決めました。婦人科と乳腺混合病棟で経験を積んだ5年目のとき、緩和ケア認定看護師の資格を取得。緩和ケア病棟から緩和ケア外来を経て、現在は緩和ケアチームで活動しています。

 緩和ケアチームは、身体症状担当医師、精神症状担当医師、緩和ケア認定看護師、薬剤師で構成されています。主な活動はカンファレンスと病棟のラウンド。朝のカンファレンスでは、難しい事例や薬の処方が必要だと思われる患者さんについてディスカッション。昼のカンファレンスでは、ケアの振り返りを行い患者さんやご家族の思いや看護師の思いを共有し、看護でできることはないか検討しています。また、病棟へのラウンドでは病棟看護師からの相談、患者さんへの声かけの方法などの質問に対応しています。看護師は、医師や薬剤師が個々の専門性を発揮できるよう、チームのコーディネート役として調整しています。

 病棟スタッフの多くは、疼痛やせん妄コントロールが難しいと感じています。薬の使い方や患者さんの環境を整えることなど、ケアの不安を軽減できるよう提案していきます。

 緩和ケアは終末期医療のイメージがありますが、患者さんの状況に応じて、治療の初期段階から積極的な治療と並行して行っていくものです。患者さんの身体面の苦痛だけでなく、精神的苦痛、社会的苦痛に対するケアを含めた全人的苦痛緩和を継続的に実施しています。

 病棟でのカンファレンスでは、チームで患者さんやご家族を支える視点を持つ必要性を伝えています。疾患だけを見るのではなく、患者さんの全体を見てサポートすることが大切になります。今後も緩和ケアチームの活動を通して、患者さんやご家族の気持ちに寄り添った看護を提供していきたいと思います。

特集:個々のスタッフの専門性を集約し、チームで同じ目標にむかう

この病院のナースを見る

横田 雅子さん

川脇 莉菜さん