県外就職を検討している看護学生必見!
地元外で就職した現役看護師インタビュー

写真:インタビュー風景

就職を機に生活の拠点を移したい、違うエリアの病院には行きたいけどちょっと不安…
そんな看護学生の皆様にぜひ読んでもらいたい、現役看護師さんへのインタビューを紹介いたします!

先輩看護師 プロフィール Aさん(5年目(2018年11月時点))福岡出身、九州の大学卒業
目次 [閉じる]
  1. 「関東で就職をする」という選択
  2. 合同就職説明会で出会った2つの大学病院
  3. 近年変わりつつある看護学生の就活に対して
  4. おわりに

「関東で就職する」という選択

ー本日はよろしくお願いします!簡単にプロフィールを教えてください

Aさん:よろしくお願いします!地元は元々福岡で、大学進学を機に長崎へ移り住みました。大学卒業後、就職で関東に出てきて現在も関東で看護師として働いています。

ー慣れ親しんだ九州を離れてまで、関東で就職をしようと思った理由は何ですか?

Aさん:漠然とですが、地元にはいつでも帰れるので、エリアにこだわらず行けるところまで行ってみようと思っていたからです。特に関東は勉強会やセミナーに参加できる機会が多く、自身の成長につながるのではないかと思ったので、就職する場所として選びました。
大学時代に一人暮らしをしていたこともあり、地元を離れることにあまり抵抗なく「5年くらい働いて地元に戻ろうかなぁ」程度に考えていましたね。

ー県外就職に対する不安もあったと思いますが、関東に来てよかったことなどありますか?

Aさん:土地勘が全くない場所に行くわけだし、長崎より関東のほうが地元までの距離があるので、何かあった時に実家に帰りづらくなる、という不安はありました。
ですが、関東は勉強会が盛んなので自分の成長という側面の選択肢が広がったり、就職活動を通じて友達ができ、地元以外の場所でのつながりが増えたことは良かったと思います。
また、どこでも抵抗なく行けるようになったので自分の世界は広がりました!

合同就職説明会で出会った2つの大学病院

ー看護学生時代、どのように就職活動を進められたんですか?

Aさん:最初は、合同就職説明会に参加しました。「関東の大学病院で、教育体制がしっかりしている」という漠然とした希望はありましたが、関東の大学病院は数が多いイメージで、具体的な病院は絞り込んでいませんでした。合同就職説明会前にこだわってもキリがないと思ったので、いくつかの病院の説明を聞きに行ったんです。
その中から、学生と近い距離で親身になって説明してくださった2病院が特に印象的でした。ネットやパンフレットなどにも情報は載っていたと思いますが、実際に話を聞かないと隅々まで意識して読まないので、合同就職説明会に行ってよかったです。
合同就職説明会の後、その場で2病院のインターンシップに申し込みをしました。

ーイベント運営側として嬉しいお言葉!関東で2院もインターンシップに行くとなると大変だと思うのですが、なぜ実際にインターンシップに行ってみようと思われたんですか?

Aさん:たしかに経済的にも時間的にも大変でした…しかし実際に行ってみて、就職する際に自分が重要視するポイントや気になるポイントを把握したい、という気持ちがあったからです。
地元だと「あの病院良い/悪い」という評判は周りから聞こえてくるので、インターンに行かなくても病院を絞りやすいかもしれません。しかし、関東の病院は評判を全然知らないので、複数行かないと比較しようがないと思っていました。
合同就職説明会で好印象だった2病院のインターンシップに行った時、実際に入職した病院の希望度のほうが高くなったので、行ってみて良かったと思っています。

ーインターンシップで現場の雰囲気を見聞きした際に、希望病院が明確になったんですね。

Aさん:そうなんです!実際に入職した病院のインターンシップ時、私たちインターン生が来た時に院長が挨拶に来てくださったことが非常に印象的でした。また、合同就職説明会でその病院のお話を伺った時、自分の希望していた科を拡大するというお話を聞いていたので就職時に希望の科に行きやすいのではと思いました。さらに、病院の敷地内に研修センターのような教育に特化した施設があったので、教育制度は整っているんだろうと思いました。
大学のOB・OGはここ数年ほぼいなかったのですが(ご出身大学の前身は専門学校だったとのことで)、専門学校時代のOGがいらっしゃったり、九州出身の方もいらっしゃったりしたので、あまり不安はなかったです。

ー地元が同じ方がいたら心強いですよね。面接も関東で受けられたんですか?

Aさん:はい。関東で行われる面接と併せて、面接官が地方まで来てくださる「出張面接」のような制度もあったので、そちらも利用しました。
2病院とも内定はいただきましたが、インターンシップの時により良いなと思った病院の方へ就職しました。

近年変わりつつある看護学生の就活に対して

ー現在大学病院の倍率が上がっていて、中小病院へ就職する看護学生が増加していることはご存知ですか?

Aさん:知らなかったです。中小の病院にも勤めたことはありますが、私が就職時重要視していた教育体制や研修など、熱心に取り組んでいる中小病院もありました。「大学病院だから教育に熱心」「中小病院だから教育体制が不安」などはあまり関係なく、病院によりけりだと思います。

ーそれこそ地元で開催される合同就職説明会で教育体制など気になることを聞けば、より有意義なイベントにしていただけるかもしれませんね。本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

おわりに

Aさんのインタビューはいかがでしたか?県外就職には、就職先の選択肢が広がったりご自身の視野が広がることで成長や自信にもつながったりと、メリットもたくさんあります。
看護学生の皆様、この記事を読んで少しでも県外就職の不安が解消したら嬉しいです!