> 大卒ナースのキャリアプラン

大卒ナースのキャリアプラン

お産への思いが自分と合致。
関西から理想の環境を求め関東へ

神奈川県

湘南鎌倉総合病院

産科 お産センター
大田 康江さん
2003年入職(9年目)

ナースを目指した時期や、そのきっかけを教えてください。

私ははじめ、地元で看護とは全く違う世界で働いていました。看護の道を目指すきっかけとなったのは、16年前の息子の出産です。その出産は自分の産む力と赤ちゃんの生まれる力を尊重した、厳かで感動的なものでした。その時自分の出産を介助してくれた助産師の愛情あふれるケアに心を打たれたと共に、一人でも多くの女性にこんな素敵な体験をしてもらいたい、そう思い、助産師を目指すために神戸大学に入学しました。今でもその思いは変わらず、私の助産師人生の原点になっています。

なぜ今の病院を選びましたか?ご自分にプラスであると判断した点をお聞かせください。

病院探しをしている時、「助産雑誌」に掲載されていた、「湘南鎌倉総合病院の妊産婦の声に耳を傾けながらのお産環境の改革」という記事に出会いました。ここしかない。何の迷いもありませんでした。自然分娩と、「女性の産む力を引き出すケア、妊産婦の立場に立ったケア」を追及している湘南鎌倉総合病院は、私のお産に対する思い・考えと合致し、自己実現できると思ったのです。当時関西に住んでおり、家族と共に関東に移り住むことができるかが問題でしたが、私の熱い思いを家族は支援してくれました。

ご自分の中で、「キャリアアップ」というものをどう捉えていますか?

ひとことでいえば、自己実現に向かっていくことだと思います。だから人によって形はさまざま。例えば、助産の技を磨くため助産院へ研修に行ったり、NICU研修や大学病院でのハイリスク出産を学びに行くなど、日々の現場で「こうありたい。こうしたい」と感じ、前に向かうこと、それがキャリアアップだと思います。私が常に考えているのは、「看護の発展には、臨床・研究がリンクする」ということです。しかし現状は、言葉は悪いかもしれませんが、臨床と離れた研究疑問で勝手に研究がなされ、すぐには臨床に還元されない。こんな状況では看護は発展しませんし、患者さんへのいいケアにもつながりません。臨床からの疑問・問題を研究疑問に挙げて、発見した新しい知見をすぐに臨床に還元することで、患者さんへのよりよいケアに貢献される。このようなリンクの実現できたらとの思いから、現在大学院に進学し学んでいます。

今の病院が、自分のキャリア形成にどのように役立っていると思いますか?

湘南鎌倉総合病院は、「やりたい」という思いを尊重し大切にしてくれます。今まで様々なことを支援してくれました。まず入職当時から、「当院の患者さんに寄り添った改革・実践を世界に発信したい」という思いがあり、2008年にグラスゴーで開催されたICM(国際助産師連盟)大会の体験をサポートしてくれました。「よし次は発表しよう」という思いが高まり、今年2011年6月に開かれるICMで演題発表できることになり、病院から全面的に支援してくれています。また大学院進学についても、奨学金を頂き、勤務しながら通学できるよう休みを取得しやすい環境を整えて全面的にサポートしてくれています。

看護学生へメッセージ
人は、自分の存在価値が認められてはじめて、生き生きと前を向いて仕事ができると思います。スタッフの思い・考えを大切にし、頑張りを適切に評価してくれるような、自己実現の支援をしてくれる環境は、人としてもプロの職業人としても、人生を楽しく生き生きと前に進めてくれるものだと考えます。そのような環境がある病院は、個々人のキャリアデザインの構築、キャリアアップに大変プラスになると思います。

未来日記 叶っているかな?わたしの夢。

10年後。未来の自分はきっとこうなる!
今、私は患者さんの立場に立ったよりよいケア提供のため、臨床現場に身を置きながら大学と連携し研究活動をしています。研究で得た新しい知見をすぐに臨床に還元したり、臨床での疑問を研究できるよう、臨床と研究のパイプ役に努めています。その結果、教育も臨床と研究につながり、3つの輪が円滑に機能。10年前は3つの間に見えない壁があったような気がしますが、風通しがよくなり1つのセンターとして機能。さらには当院が先駆的となり、日本全国にこの動きが広がって2020年6月、ICMで発表。世界にも3回目の発信となりました。それもあり、世界から多くの看護職者が見学研修に来院され、ますますグローバルな動きになっています。

※先輩ナースから届いたメッセージをそのまま掲載しています

キャリアプラン一覧へ