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大卒ナースのキャリアプラン

授業とは違う精神看護の奥深さ。
自分の看護ができる環境を求めて

宮城県

宮城厚生協会 坂総合病院

ICU
佐竹 亜美さん
2006年入職(6年目)

ナースを目指した時期や、そのきっかけを教えてください。

さまざまな理由があるのですが、曾祖母との約束が大きなきっかけですね。私が大学生の時に曾祖母が脳梗塞で倒れてしまい、医師から「表情を表すことや泣くことももうできないだろう」、と言われていました。家族全員で話かけたり、手をさっすってあげたりした結果、表情も戻ってくるぐらいまでに回復。その時、看護師さんの多大な支えがあり、看護師ってすごい!と思いました。曾祖母は少し認知症が入っていましたが、私が誓った「看護師になる」という約束だけは覚えていてくれました。また、大学生になってからですが、「母が昔看護師になるのが夢だった。」という言葉を聞いて、より看護師への夢が膨らみました。家族の夢と願いを今、実現しています。

なぜ今の病院を選びましたか?ご自分にプラスであると判断した点をお聞かせください。

曾祖母の思い出もあり、「地域の方に接した看護や患者さんのための看護」を実現したいと考えていました。当初は急性期病院での勤務も希望しておりましたが、総合病院は患者さんのことを第一に考え、入院から訪問看護、そしてリハビリや退院後の生活までをもサポートするということを知り、心が変わりました。重要なのは、『自分の働きやすい環境か、やりたい看護ができる場か』どうかだと思います。また、当院のパンフレットを見て、看護理念に強く共感。実際に病院見学に行くと、親切な看護師さんが忙しいのにも関わらず、2時間かけて院内を案内してくれました。患者さんにも働く看護師にも優しい病院だと知り、坂総合病院で看護がしたいと思い決めました。

ご自分の中で、「キャリアアップ」というものをどう捉えていますか?

ひとりの女性として、親として成長していくための糧だと思います。看護師がケアをする相手は、患者さんやご家族。つまり「人」です。「人」対「人」の関係は欠かせません。私の中でキャリアアップのひとつとして勉強しているのが精神看護。精神サポートはとても大切なものです。大学の授業でも、精神的看護について勉強はしますが、やはり座学と現実は違います。私もICUに配属し、急変患者の対応や家族の叫び声を聞いて大泣きしてしまうことも多々ありましたし、1年目は寝る間も惜しみ必死に勉強しました。技術面やスキルは、働いてからでもついてきますが、精神的に強い看護師になるためには、たくさん学び、精神的に強くなれる経験も必要だと思います。

今の病院が、自分のキャリア形成にどのように役立っていると思いますか?

実際に臨床現場で働くとなると、沢山の不安を抱えると思います。私の不安は、入職後、すぐICUに配属となったので、その環境でやっていけるか。機械を使いこなせるか。勉強のこと、人間関係など沢山ありました。そんな中、今の病院を選んで良かったと思っています。1人の新人に必ずプリセプターがついてくれますし、病院全体で新人をサポートしてくれます。受け持ち患者人数も夜勤開始時期なども個人に合わせて進んでいくので安心して働けます。また、学習会の開催も多く、院内での勉強会、学会参加希望あれば、援助してもらえます。他職種との連携も深く、広い視野で学べる環境。ひしひしと周りのサポートのありがたみを実感しています。

看護学生へメッセージ
看護師もひとりの人間。私は自分自身も働きやすい環境で心身ともに安定していないと看護はできないと思っています。学生の時は、外見や、給料面を見てしまいがちですが、それだけでは仕事を続けられません。外見も選択の一部でも良いとは思いますが、一番は「自分の看護をできるかどうか」です。そして、必ず病院見学に行ってみてくださいね。

未来日記 叶っているかな?わたしの夢。

20年後。未来の自分はきっとこうなる!
今日は新人看護師の研修会。グループワークも行い、みんないろいろな悩みを抱えながらも一生懸命な姿勢が見られ、輝いていました。15年前からコミュニケ―ションの希薄さは感じてはいましたが、今はほとんどがシステム化された時代。こんな時代だからこそ、患者さんや家族、看護の対象は「物」ではなく「感情ある人間」であることを忘れずに仕事に取り組んでもらいたいと新人に伝えました。そしてこの先もずっと、この思いをしっかりと伝えていきたいですね。

※先輩ナースから届いたメッセージをそのまま掲載しています

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