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大卒ナースのキャリアプラン

今の経歴は、努力の賜物ではなく
周囲の協力から"賜ったモノ"

東京都

東京大学医学部附属病院

看護部 情報担当
なみ
益田 凡さん
2001年入職(11年目)

ナースを目指した時期や、そのきっかけを教えてください。

漠然と進路に悩んでいた15,6歳の頃、ピューリッツアー賞を受賞したスーダンの飢餓を訴えた『はげわしと少女』という衝撃的な写真に出会い、直接的に人を助ける仕事をしようと決意したのが、きっかけです。当時は国連などの国際機関の中で働くことしか頭になく、国際公務員の中で女性でも就職がしやすそうな専門職として看護師を選び、博士課程まである看護系大学に進学しました。

なぜ今の病院を選びましたか?ご自分にプラスであると判断した点をお聞かせください。

実は就職時は国際公務員になるためだけの就職でしたので、「3年間の臨床経験が積めればどこでもいい」くらい気持ちでした。積極的に病院探しもせず同級生が受験する今の病院に一緒に願書を提出してもらった、というなんとも消極的な理由でした。しかし、一年目にちょうど当院で始まった腹膜透析という治療に関わらせてもらえ、患者さん向けの勉強会を立ち上げたりいろんな指導用ツールを作ったりと先輩ナースや医師に引っ張ってもらう中、とても楽しく充実した日々を送れ、3年だけのはずがもう10年も働き続けています。

ご自分の中で、「キャリアアップ」というものをどう捉えていますか?

先輩ナースに引っ張ってもらいながら腹膜透析看護にはまり、海外で学会発表をしたりセミナー等で話す経験も積めました。更に休職制度を利用して大学院で患者教育について勉強する機会にも恵まれました。入職時には全く予想もしていなかった経歴を積み重ねています。これらの経験を通し、自分のキャリア(=経歴)アップは自分の努力の賜物ではなく、偶然の幸運に家族・患者さん・スタッフなど多くの人の協力があっての『賜ったモノ』なんだ、という認識を強くしました。ですので、キャリアアップさせてもらった分は必ず社会還元をしよう!と意識して働くようにしています。

今の病院が、自分のキャリア形成にどのように役立っていると思いますか?

私自身は、国際学会で発表するために大学の短期海外研修制度を、大学院進学のために休職制度を利用し、更に就職後に2回出産していますので夜勤のない部署で残業もしないなど勤務上の配慮もして頂いています。2,3年目であっても看護部全体のワーキンググループの一員として活動する機会があったり、新人でも対等にケアに対する意見を聞いて取り入れてくれる先輩がいたり、医師も薬剤師などの多職種が開く勉強会と、やる気さえあればいろんな機会が提供されています。私はこの豊富な制度とチャンスとそれを勧めてくれる先輩・上司のお陰で今のキャリアを積んでこれています!

看護学生へメッセージ
選ぶときの一番のポイントは実際に働いているスタッフが輝いているか、それに限ると思います。あなたはどんな看護師になりたいですか?大学病院はたくさん勉強して新しいモノを作り上げていくのが好きな方にお奨めです。私たちと一緒に看護の可能性に挑戦していきませんか?

未来日記 叶っているかな?わたしの夢。

10年後。未来の自分はきっとこうなる!
10年前に比べて病院内の患者さんが減ったなぁ。自宅付近の検査ステーションで事前に検査を受けてから来るので待ち時間もほとんどない。今日は看護外来の日。退院後、薬も飲んでいるのに自宅の血圧計から送信される値が高い患者さんの元へ。聞けば、毎朝犬の散歩の後、すぐに血圧を測ってるとのこと。手帳に貼ってあった犬の写真から気づくことができた。技術の進歩はすごいけど、看護の基本はずっと変わらない、「みて・触れて・考える」!

※先輩ナースから届いたメッセージをそのまま掲載しています

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