順天堂大学医学部附属浦安病院
久保 菜生さんに聞きました!
- 患者さんとのかかわりで忘れられないエピソードを教えてください。
- 「痛い。痛い。」と子宮癌の患者様。転移により右下肢の強い痛みと浮腫が見られ自分で動く事が困難でした。
夜の巡回で痛そうに顔をしかめている患者様に「痛いですよね。さすると少し良くなりますか。」と足をさすっていると「本当は家に帰って仕事がしたい。でも、痛み浮腫みもすごくてこのままだと主人に名作に迷惑がかかるから。」と葛藤している姿がありました。
私は気持ちの葛藤の背景、原因を明らかにし、疼痛に対して医師や緩和チームと関わり鎮痛剤の検討、効果を評価し疼痛コントロールに努めました。また、介護負担だ拡大しないようにサービスの導入や家族に除圧やおむつ交換の指導、退院調整を行いました。退院時「あきらめないでくれてありがとう。家に帰れてうれしい」といってくれたあの笑顔は忘れられません。病気、治療をしていてもその人らしく生活できるように、その人の大切なものを私も大切にし、看護を提供したいと思いました。

- 地元に就職して良かったと思うのはどんな時ですか。
- 私は千葉県で生まれ育ち、千葉県立幕張総合高等学校看護科・専攻科で5年間看護を学びました。県内の様々な病院での実習や授業を通して命の現場の厳しさややさしさだけでなく知識と技術が必要であること、患者様にとっての看護師の存在の大きさなど多くのことを学び理想の看護師像を見つけることができました。理想の看護師像を叶えるために大好きな地元、千葉県で看護を追求していきたいと思いました。実際に働いて多くの患者様と関わり、学びながらより良い看護を追求して理想の看護師像に近づくことができています。
また浦安市は、交通の便が良く都内に近いことや駅周辺に飲食店やショッピングできるお店がたくさんありとても生活しやすいか街です。千葉県に就職したことで職場の同僚だけでなく千葉県内の看護学生時代の友人や家族にも会いやすく充実した休日を過ごすことができています。

久保 菜生さん順天堂大学医学部附属浦安病院 3C病棟勤務
2018年3月千葉県立幕張総合高等学校看護専攻科卒業。
2018年4月入職し、3C病棟(女性病棟)に勤務して3年目を迎える。
新人の時からやる気に満ちあふれ、元気いっぱいのスタッフ。
責任感とやさしさと、何より仲間意識が強い頼りになる存在です。