東京都立府中療育センター

所在地: 東京都
病院形態: 公立病院(都道府県市町村組合)
募集職種: 看護師
看護師数: 197人 病床数: 260床
  • 2交代制
  • 奨学金制度
  • 三次救急
  • 認定・専門
  • 資格取得補助
  • 寮・住宅補助
  • 保育施設
  • 退職金

利用者さんのいのちの輝きを共にみつめて

最新イベント情報(2023/02/01更新)

2024年4月入職者向け情報※各種タブを選択

メッセージ

2020年、新センターへ移転したばかりの明るく新しい施設です。当施設は、都内最大の重症心身障害児(者)施設で、重症児(者)の療育および生活施設として先駆的な役割を担っています。医療と福祉を一体的に提供し、利用者さんの生活が豊かになるように支援しています。言語的コミュニケーションが困難な重症児(者)の表情や身体の動きから様々なサインや微細な変化を読み取り、異常の早期発見と早期対応に努め心身の健康管理と医療的ケアを行っています。さらに、多職種と協働して気持ちに寄り添ったケアの提供と生活体験や社会参加の機会を確保して豊かな生活を支援しています。
看護科の理念は、「重症心身障害児(者)に、総合的療育サービスを提供する中核的施設としての役割を理解し、センター職員が協力して利用者が幸せな生活を送れるよう、安全でやさしく、思いやりのある質の高い療育(看護)サービスを提供する。」です。その実現には、利用者さんのいのちの輝きを共にみつめる、あなたの力が必要です。じっくりと看護に向き合い、共にはぐくみ、共に楽しみましょう!


採用本部の紹介については、以下のリンクからご覧ください。

東京都福祉保健局

看護部長からのメッセージ

あなたをお待ちしています

利用者さんは、健康な方の発達とは身体的にも知能的にも異なり、個別性に応じたケアが求められるので、多職種と連携しながらチーム療育を行っています。研修制度も充実しており、障害児(者)看護は難しそうと感じている方もいらっしゃると思いますが、丁寧に指導・支援していきますので安心してください。各種の資格取得などキャリア開発への支援も行っています。自ら考えて行動し、誠実にぬくもりのある看護師を目指しているあなたをお待ちしています。

先輩からのメッセージ

医療病棟 看護師(入職6年目)
稲葉 泰典

利用者さんの“健康”と“生活”を支援する

入所している利用者さん一人ひとりの個別性は高いですが、関わりを通し利用者さんが安楽になった時や笑顔になった時に大きなやりがいを感じます。現在、新人指導に関わっているので、皆さんと働きながら一緒にやりがいを感じ、成長していけたら嬉しいです。また、明るい雰囲気の働きやすい職場である事や令和2年に移転した新しい施設で働ける事も魅力です!!

病院概要

病院形態 公立病院(都道府県市町村組合)
開設日 1968年4月1日
院長名 澁谷 和彦
病床数 260床
入所260床・通所30人・通園40人
職員数 362人(うち、看護職員数197人)
患者数 -
診療科目 内科、神経内科、歯科、小児科、整形外科、脳神経外科、精神科、リハビリテーション科、脳神経内科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科
センター・施設
看護体制 障害者[7:1]
看護方式 チームナーシング
ペアナーシングを取り入れている
認定看護師 認定看護師が活躍しています
感染管理、緩和ケア、摂食・嚥下障害看護、皮膚・排泄ケア、慢性呼吸器疾患看護 、 重症心身障害プロフェッショナルナースの育成
病院所在地 〒183-8553 東京都府中市武蔵台2-9-2
アクセス 【バスによるアクセス】
■JR中央線・武蔵野線 西国分寺駅(南口)
 総合医療センター行き 所要時間約5分

■JR中央線 国立駅(南口)
 府中駅行き 所要時間約10分

■JR中央線・西武線 国分寺駅(南口)
 総合医療センター行き 所要時間約10分

■京王線 府中駅
 総合医療センター行き 所要時間約20分


いずれも「総合医療センター」下車 徒歩すぐです!
URL 「東京都立府中療育センター」のHPへはこちらをクリックしてください。
採用実績校 東京都立看護専門学校、聖路加国際大学、東京都立大学、東京医療保健大学、東京工科大学、帝京大学、西武文理大学、武蔵野大学、城西国際大学、東京家政大学、鹿児島医療福祉看護専門学校

教育・研修制度

新人研修

新人看護職員支援体制・臨床研修

新人看護職員が、職場の雰囲気や勤務体制に慣れ安心して働けることや、看護の基本的知識が習得できるよう、教育担当者が新人教育の中核となり、また、身近な指導者として実地指導者が知識・技術指導、精神面のサポートを行っています。
新人看護職員臨床研修は、利用者さんの個別性が高いため、一般では3か月のところ当施設では6か月の期間をかけ研修を行っています。臨床研修期間中に、基礎的看護知識・技術の習得、重症心身障害児(者)の特徴と理解、安全な療育実践能力の確実な習得、リアリティショックの軽減を図ります。また、職場全体で新人看護職員を支えながら、徐々に職場に適応していける体制を整えています。 臨床研修第Ⅰ期では、重症児(者)の基礎的知識と特徴の理解、第Ⅱ期では基本的看護技術の習得、第Ⅲ期では病棟ローテーション研修、ローテーション研修終了後に病棟配属となります。第Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ期研修を通して、独り立ちを目指します。
新人看護職員一人ひとりを、病棟全体・看護科全体で見守り、大切に育てます。

キャリアラダーに基づいた院内教育

キャリアラダー「基礎コース」研修

看護職員一人ひとりが、自らの専門性を高めるため自己研鑽に努め、質の高い看護を提供できる人材を育成しています。また、利用者さんの高齢化に伴う医療ニーズの変化を捉え、様々な状況下における利用者さんと家族の状況をアセスメントし、安全・安心な看護を提供できる実践能力の向上を目指します。
そのため、院内研修では、JNA準拠の都立病院キャリアラダーに基づき、「看護の核となる実践能力」「組織的役割遂行能力」「自己教育研究能力」の3つの能力を柱としてキャリア発達を支援しています。
基礎コース研修は「看護記録」「感染管理」「安全管理」「薬剤」「ポジショニング」「摂食・嚥下」「呼吸管理」「コミュニケーション」「多重課題」「救急看護」「メンバーシップ」「リーダーシップ」「施設運営」「事例検討」「キャリア開発」などの研修があります。事例検討では、病棟の指導者のもと事例をまとめ、発表します。

キャリアラダーに基づいた院内教育

キャリアラダー「ジェネラルコース」研修

重症心身障害児(者)は、自ら症状を伝えることが困難です。そのため看護師は、症状が重篤化する前に早期に対処するための観察力と対応力が求められます。重症心身障害児(者)の特性に応じた質の高いケアの実践を目指し、ジェネラルコースで「看護記録」「異常の早期発見」「皮膚・排泄ケア」「地域包括ケアシステム」「人材育成スキルアップ」「タイムマネジメント」「看護研究」などの研修を行っています。院内講師は、各分野の認定看護師や重症心身障害プロフェッショナルナース育成研修修了者などが担い、外部講師として各専門分野の大学教授などを招聘しています。

派遣研修

重症心身障害プロフェッショナルナース育成研修

東京都では、重症心身障害の看護分野における専門的な知識・技術を理論的に探究し、質の高い看護実践活動と指導的役割を果たす人材を育成するための重症心身障害プロフェッショナルナース育成研修を行っています。研修期間は14か月で、重症児概論や重症児医療・看護各論、看護管理、医療安全等に関する講義101時間、実習35時間、看護研究35時間等、計190時間の研修カリキュラムです。受講料の自己負担はありません。講師は、各専門分野における大学教授や、第一線で活躍している認定看護師等、素晴らしい講師が揃っています。
育成研修修了生は、利用者さんの個別性に応じた質の高い看護や職員指導における中核的役割を果たし、活躍しています。
長引くコロナ渦の中で、ウエブ会議システムを活用した講義などを行っています。

派遣研修

認定看護師尾資格支援制度

高度な医療機能を発揮していくために、各専門分野において卓越した看護実践、指導、コンサルテーション能力を習得した看護師の存在が不可欠です。認定看護師は、専門分野のリーダとして、看護職員育成のための研修講師など、重症心身障碍児(者)看護の質を高める活動をしています。当施設では、現在、感染管理、摂食・嚥下障害、皮膚・排泄ケア、慢性呼吸器疾患看護、緩和ケアの5専門分野の認定看護師が活躍しています。
写真は、感染管理認定看護師が院内感染ラウンドを行っている場面です。

職場の雰囲気

日常風景

朝のショートミーテイング場面です。利用者さんの情報交換や業務の打ち合わせをしています
入浴介助場面です。呼吸状態の観察等をしながら、ゆったりとお湯につかりリラックスしていただけるよう介助しています
臨床倫理カンファレンスの場面です。緩和ケア認定看護師とともに、利用者さんのケアについて話し合っています

医療病棟

電子カルテでダブルチェックをしながら点滴準備

準医療病棟2、医療病棟4、計6病棟あります。準医療病棟は男女別、医療病棟は男女混合です。地域で暮らす重症心身障害児(者)の方のショートスティも受け入れています。長期利用者の高齢化・重症化に伴い、医療的ニーズがますます高まっています。呼吸管理は、慢性呼吸器疾患看護認定看護師やRSTとの連携を図りながら排痰ケアを行い、呼吸器合併症を未然に防いでいます。人工呼吸器を装着された方は常時3~4名いらっしゃいます。栄養管理は、多くの利用さんは胃瘻や腸瘻から栄養を補給しており、経管・経腸栄養管理を行っています。また、生活病棟で容態が悪化した利用者さんの受け入れも行っており、高度な医療的ケアを提供しています。
医療病棟においても、福祉職が中心となり個別活動・季節行事・バスハイク・散歩などの療育活動を行い、利用者さんの日々の生活が豊かで楽しく彩りのあるものとなるよう努めています。

生活病棟

摂食・嚥下機能評価と食事介助

男性病棟2・女性病棟2、計4病棟あります。利用者さんは発語やうなずき、パソコンや文字盤など様々な方法で意思を表出されるので、個別性に合わせてコミュニケーションをとっています。食事については、経口摂取されている利用者さんがほとんどです。しかし、高齢化や病状の進行などにより嚥下機能の低下がみられる方も増えており、摂食・嚥下認定看護師や摂食嚥下チームと連携し、食事形態や介助方法・体位の工夫などを行いながら、楽しく安全に食事がとれるよう援助しています。福祉職とも連携し、利用者さんが安全で快適な生活が送れるよう努めています。
写真は、摂食・嚥下障害認定看護師による、食事介助場面です。


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