京都大学医学部附属病院

所在地: 京都府
病院形態: 大学病院(国立・公立・私立)
募集職種: 看護師 助産師
看護師数: 1221名 病床数: 1141床
  • 2交代制
  • 奨学金制度
  • 三次救急
  • 認定・専門
  • 資格取得補助
  • 寮・住宅補助
  • 保育施設
  • 退職金

高い看護実践能力と指導力をもつクリニカルコーチ(新人教育担当者)を各部署に配置し、指導を行っています。そして新人看護師が一日も早く職場に適応できるよう、卒後2~3年目の先輩看護師が担当者として様々な面でサポートし、安心して学び、働くことができる環境を提供しています。

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病院からのメッセージ

 京大病院は、大学病院の使命である「診療・研究・教育」に関する3つの基本理念「患者中心の開かれた病院として、安全で質の高い医療を提供する」「新しい医療の開発と実践を通して、社会に貢献する」「専門家としての責任と使命を自覚し、人間性豊かな医療人を育成する」をベースに、「安心・安全な医療の提供」に努めています。
 高度先進医療と高度急性期医療を担う病院として、施設設備や組織の設置を推進しています。
 また、臨床研究中核病院、がん診療連携拠点、がんゲノム医療中核病院、小児がん拠点病院、総合周産期母子医療センターなど医療機関の指定を受けています。
  京大病院に求められるものは、患者さんの希望となる新たな医療の開発と実践です。iPS細胞を用いた研究を筆頭に、革新的な医療開発に取り組んでいます。
 一方で、高度急性期医療を担う病院として、地域医療の強化に寄与する、地域に根差した病院でありたいと考えています。
 心筋梗塞・大動脈瘤や脳卒中などの緊急疾患に対し、救急応需しています。医療機関との連携を密にし、地域全体でしっかりと患者さんを支える安全で安心な救急医療の実現に注力しています。
 現在の緊迫した世界情勢や長引くコロナ禍の影響によって、医療業界のみならず社会は大きな変革を求められています。
 「世界に発信できる画期的な臨床研究を」
 「最新の先進医療を一人でも多くの患者さんに」
 「地域医療機関と連携して最善の地域医療を」
 こうした目標をこれまで以上に高い水準でかなえ、実現していくために、全職員が一致団結して前進していきます。
 患者さんのために全力を尽くし、すべての患者さんへ、安全で安心のできる質の高い医療をお届けしたいと考えています。

 

看護部長からのメッセージ

看護部長 病院長補佐
井川 順子

一人ひとりの個性を大事にして、目標とする看護ができるよう環境を整えていきます

当院は、大学病院および特定機能病院として、患者中心の安全で質の高い医療の提供、新しい医療の開発と実践、人間性豊かな医療人の育成に努めています。高度先進医療に関わる診療・研究・教育を行う役割を担っており、質の高い医療の提供に努めています。高度急性期病棟、治験病棟、こども医療センター、救急外来の拡充等病院再整備が進行するなか、看護部は新たな人材の確保、育成に力を入れており、より良い看護の提供に努めています。
そして、看護部の理念に則って、「患者さんに寄り添った、安全で温かみのある看護」を目指しています。そして、日本看護協会の『看護者の倫理綱領』の前文に記されているように、「あらゆる年代の個人、家族、集団、地域社会を対象とし、健康の保持増進、疾病の予防、健康の回復、苦痛の緩和を行い、生涯を通してその最期まで、その人らしく生を全うできるように援助を行う」ことが、看護師の使命だと考えています。

先輩看護師からのメッセージ

中心となって新人教育を行い、共に成長していく

新人教育を任された時は「自分にできるだろうか」と、とても不安でしたが、京大病院は新人教育の制度が整っているので、部署の仲間や実践支援室と連携し、みんなで新人さんを育てているという安心感があります。
一年間、新人さんにとっての安全基地でありながら、部署での情報共有や計画性をもって課題に取り組むことなど、自分自身も一緒に成長していきたいと思っています。

病院概要

病院形態 大学病院(国立・公立・私立)
開設者 国立大学法人
開設日 西暦1899年12月
院長名 髙折 晃史 
看護部長 井川 順子
病床数 1141床
一般病棟:1011床、ICU:20床、C/HCU:15床、NICU:12床、GCU:12床、ESICU:15床、MFICU:6床、精神科:60床
職員数 3350人(うち、看護職員数1221人)
患者数 外来:2580人/日 入院:760人/日
診療科目 腎臓内科、血液内科、歯科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、心臓血管外科、呼吸器外科、消化器外科、歯科口腔外科、リハビリテーション科、麻酔科、皮膚科、泌尿器科、眼科、産科、婦人科、人工透析科、脳神経内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、乳腺外科、糖尿病・内分泌・栄養内科、呼吸器内科、免疫・膠原病内科、初期診療・救急科、肝胆膵移植外科、小児外科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、腫瘍内科、精神科神経科、放射線治療科、緩和医療科
センター・施設 集中治療室(ICU)、心血管・肝胆膵高度治療室(C/HCU)、新生児集中治療室(NICU)、救急脳卒中治療室(ESICU)、手術室、内視鏡室、人工透析室
救急指定 二次救急
看護体制 一般病棟:7対1、精神科:13対1、ICU 2:1、C/HCU ESICU 4:1、
NICU MFICU 3:1 GCU 6:1
看護方式 固定チームナーシング  パートナーシップナーシングシステムでの看護提供を基本としています。
認定看護師 認定看護師が活躍しています
がん化学療法看護、感染管理、緩和ケア、救急看護、集中ケア、手術看護、新生児集中ケア、摂食・嚥下障害看護、糖尿病看護、脳卒中リハビリテーション看護、皮膚・排泄ケア、慢性呼吸器疾患看護、慢性心不全看護、他 、 認定看護管理者
専門看護師 専門看護師が活躍しています
がん看護、精神看護、老人看護、小児看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護
病院所在地 〒606-8507 京都府京都市左京区聖護院川原町54
アクセス 京阪電車/京阪神宮丸太町駅下車徒歩5分。市バス/京都駅前から206系統(約40分)熊野神社前下車徒歩3分
京大病院ライナー「hoop」/京都八条口⇔京大病院 循環路線バス
URL 「京都大学医学部附属病院」のHPへはこちらをクリックしてください。
採用実績校 京都中央看護保健大学校、ベルランド看護助産大学校助産学科、旭川荘厚生専門学院、岡山大学、関西医科大学、畿央大学、畿央大学助産学専攻、京都医療センター附属京都看護助産学校、京都看護大学、京都大学、京都大学大学院、京都府立医科大学、金沢大学、九州大学、公立若狭高等看護学院、公立小松大学、高知県立大学、高知大学、三重大学、山口大学、滋賀医科大学、滋賀県立大学、順天堂大学、上智大学、信州大学、神戸市看護大学、神戸女子大学、神戸大学、杉森高等学校、聖泉大学、摂南大学、大阪医科薬科大学、大阪医科薬科大学、大阪市立大学、大阪大学、鳥取県立鳥取看護専門学校、鳥取大学、東京女子医科大学看護専門学校、東北福祉大学、同志社女子大学、徳島大学、奈良看護大学、奈良県立医科大学、富山大学、富山福祉短期大学、福井県立大学、福岡大学、洛和会京都厚生学校、和歌山県立大学助産学専攻科 、佛教大学

教育体制・研修制度

新人研修

優れた技術と優しい心を育てます

京大病院では、看護専門職のキャリアパスをマングローブの生態系になぞらえて表現しています。キャリアパスとは、職員一人ひとりが仕事の経験を通して成長し、自らの夢や目標、適性にかなった進路を選択しながら職業人として歩む道筋のことです。海から陸への境界に群生し、たくさんの生きものに豊かな棲息環境をもたらすマングローブのように、“人々の生きる環境をつくり・まもる”専門職として、変化する医療・社会のなかで常にチャレンジしつづけていくことのできる、優しくも逞しい人材を育てています。

教育プログラム1年目

基本的看護技術が安全に実施できるよう丁寧な指導を行います

高い実践能力と指導力をもつクリニカルコーチ(新人教育担当者)を各部署に配置して、新卒看護師の指導にあたります(クリニカルコーチ制教育体制)。また、マンツーマンでサポーターが職場適応を援助します。
すべての新卒看護師が基礎的看護技術を正しく習得できるよう、きめ細かい教育を心がけています。

教育プログラム2~4年目

知識と技術が統合されるように講義・演習・解説スタイルの研修を実施します

4年間で一人前の看護師に育てることを目的にしています。2年目はメンバーシップ研修、リフレクション研修、看護記録、シミュレーション研修を通して、根拠に基づいた看護ケアが行えることを目指します。グループワークで自己の看護観を深め、自己の課題を見出します。その他、院内見学を設けるなど配属部署以外の事も学びます。3年目ではリーダーシップを学び、事例検討を文献を用いて理論と実践の統合を行うことを目的としてプレゼンテーションを行います。4年目では、在宅療養支援を学ぶため施設見学等を行います。

静脈注射・輸液管理認定プログラム

安心・安全の静脈注射・輸液管理を行うために

当院の「看護師が行う静脈注射・輸血管理に関する基準」で定めている研修です。「標準業務手順輸血編10項目の自己学習」「薬剤の知識・安全管理・感染管理の講義」で構成されています。筆記試験・実技試験に合格するとレベル2の認定としてレベル2の業務が行えるようになります。
生物学的製剤や18G以上の静脈留置針を用いた末梢静脈確保が実施できるのがレベル3認定です。
レベル4認定の資格を取得すると抗がん剤抗がん剤投与時の血管確保を行うことができます。

レベルアップコース

レベルアップをバックアップします

クリニカルラダーⅢ以上の看護師を対象とした領域別の研修です。講義の他に実習やグループワークを行い、受講後は部署の課題を明らかにし、看護の質向上へとつなげます。
褥瘡ケア、がん看護、クリティカルケアなどのコースがあります。

キャリア支援

学習支援ツール

京大病院には、職員が使える便利な、学習や検索ツールがあります
(1)ナーシングスキル
  看護手順を確認・習得するためのオンラインツールです。とても分かりやすく、いつでもどこでも視聴することができるお役立ちツールです。
(2)eラーニング
 「学研ナーシングサポート」で、いつでもどこでも視聴できます。
(1)(2)の他にも院内で様々な動画を配信しています。

職場の雰囲気

私の一日

8:00 出勤、情報収集
8:15 管理事項申し送り、打ち合わせ(パートナー)、点滴準備・配薬、ラウンド・患者ケア

11:30 パートナーと交代で休憩に入る、カンファレンス

14:00 患者ケア
16:45 日勤業務終了

日常風景

心臓血管外科、呼吸器内科、RI病床
新生児集中治療部・新生児治療回復室
精神神経科、デイケア診療部

先輩ナースの紹介

【新人看護師】2023年入職 京都看護大学

入職1年目で初期診療・救急科に配属となりました。右も左もわからず、初めは基本的な業務や看護技術を覚えることで精いっぱいでしたが、優しく、根気強く教えてくださる先輩方や同期の支えがあり、毎日やりがいをもって働けています。
現在は自分の中の「なりたい看護師像」に向け、「1日一つは分からないことを勉強する」など目標を決め、少しづつでも努力を重ねられるよう心がけています。また、休日は友人や家族と出かけたり、趣味のバスケットボールで身体を動かし、メリハリをつけて働けるようにしたいと思っています。

認定看護師の紹介

【認定看護師】2008年 千葉大学卒

がん患者さんの力になるため認定看護師に

入職時よりがん患者さんへのケアをする機会の多い診療科で病棟勤務をしていました。
患者さんやご家族および同僚との関わりを通じて様々な気づき・学びを主体とした看護観が培われていきました。一方でより良い医療やケアを提供するために多職種との協働に関する課題や希望が先細りするがん患者さんやご家族に対してどのような関わりをすればよいか課題に感じていました。根拠に基づく質の高いケアを提供できるようになりたいと考えて、休職制度を活用して大学院に進学しました。
現在は上司や同僚の温かい支援をうけつつ、日々悩みながらもがん看護専門看護師として勤務しています。
主にがん患者さんやご家族に対して根拠に基づくケアを実践したり、院内外の看護師に対してがん看護の質を高める教育を提供すること等に携わっています。
自分自身が大切にしたい看護が尊重されて、かつ実践できる組織文化が根付いていいることが当院の魅力だと感じています。


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